線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

放生津獅子舞探訪①

2008年05月10日 23時27分51秒 | おまつり
今朝起きたのは、やはり4:00a.m.頃。前回の伏木一宮のときと同じパターンで、これから新湊へ向かう。眠い目をこすりながら、北陸道を小杉I.C.を目指して車を走らせる。今朝は雨はないものの、どんよりとした雲の感じがどうも…。まあ雨が落ちなければいい。

さて朝飯!前回、味をしめた新湊漁港で朝早くから開いている「四季」へ採訪。やっぱり、朝から「刺身定食」を頼むおバカであった(笑)。おばさん一人で切り盛りしているが、漁港へ来る魚屋さんがお客のほとんど。わたくしなどは「珍客」かも。今日は「トロとクジラが入っとるよ」とのこと。さすが漁港近くだけある。「にーちゃん、お代わりは?」との声に、思わず「お願いします!」朝から、二膳飯!近くにいたおじさん「うンめえだろ?ここの飯!?」などとぶっきらぼうに言ってくる。

おばさん「どっから来たの?」
わたくし「長野です!」
おばさん「釣りにでも来た?」
わたくし「あの…獅子舞を見に来ました」
おばさん「ああ、そうやったね。今日は…江柱や、ああ荒屋町もあるよね」
といった会話をする。さすが、獅子舞の町だ。

さて、いろいろしていたら5:30a.m.も過ぎてしまったので、江柱町の獅子が宮参りをする立町の日吉社へ行ってみる。4年ぶりの江柱町の獅子舞だ。すると、すでに獅子方さんが準備されていた。江柱町獅子方の仮の管理人さんの姿がすぐ目に入り、ごあいさつ。「早いですね」とのおことば。余所者で、この時間に獅子舞を見に来る人はあまりいないかも。境内に行くと、4年前にお見かけした方々の顔がある。すぐに左二つ巴さんも見え、おしゃべり。団長さんも分かって、ご挨拶。

それにしても寒い。3月下旬といった感じだ。雨の心配より低温の心配かも(笑)。 さて、6:00a.mをまわって、はじまった。修祓や神官さんによるお払い、そして「宮参り」の演舞。いよいよ町内を回り始める。わたくしは、公民館近くに駐車させてもらって、しばらく江柱町内をまわることにした。
午前中は中新湊通りの東側をまわる。このあたりは古い格子戸のお宅が多く、雰囲気のいい通りだ。

何軒か回る。寒いが獅子方は元気出して舞っていた。ここで2時間ほど回ったところで、大通りの方へ行くと、別の獅子方の太鼓や笛が聞こえてくる。やはりワクワクするので、音のする方へ向かう。獅子絵田町だ。広い通り沿いのお宅を廻っていた。江柱町とは隣の地区で、同じ系統の獅子なのだが、やはり雰囲気がちがう。リズム感も微妙にちがうような気がする。ここでも何軒か見学すると、通りを西側に進もうとする。すると、海側からまた別の太鼓や笛が聞こえる。

ここで、獅子絵田町を離れ、音のする方へ行ってみる。四十物町だ。この通りがまたいい雰囲気。古い家並みは味がある。またここの獅子の胴幕等が割合古い感じで、これまた趣がある。何軒かついて回ると、あるお宅で酒樽が出てきた。これは「獅子殺し」だ。射水系でさらっと見てはいたが、意識的に似ることができたのは初めて。結構リアルで面白い。ちなみにこの酒樽は、石川の「萬歳楽」だった(笑)。

さて、四十物町の獅子が一休みするようだったので、もう一度江柱へ戻ろうと思った。少し歩いていると、立町から横へ入る路地…また獅子だ!法土寺町だ。氷見に負けず劣らず、面白すぎの新湊!法土寺町でビデオでも撮ろう!と思い、近づいていくとやはり古い家並みがいい感じ。

ところが…ビデオのファインダーをのぞくと「ヘッドをクリーニングしてください」というメッセージが出ていた。んんん~、クリーニングテープがない!これは電気屋を探さねば…っと、中新湊通りへ引き返す。すると、江柱町の獅子方さんのお一人とすれ違ったので、電気店をおたずねして、行ってみた。しかし…おいてなく、県営野球場近くのマルサムという店まで行って買ってきた。

さて、自動車で出たので、次どうしようかな?と思い、三日曽根方面へ行ってみる。すると!カモンショッピングセンター前に獅子方がいた。稲荷町だ。おおっ!と思ったが、車は急に停まれない。少し先の射水市新湊庁舎の駐車場に停めて、戻ってみる。しかーし…見失った。んん早いな(笑)。すると、別なところから音が聞こえてくる。三日曽根の横町だ。ここについて行く。横町は初めて見る。なかなか元気な獅子方さんたちだ。かけ声が「裏声」で「シッカラーレター」と、大きな声で囃していた。
せっかく三日曽根まで来たのであるが、今日は横町、稲荷町、出町の3ヶ所あると聞いているのだが、なかなか見つからない。昼近くなってくると、獅子方もお昼休みなので、とりあえずここは引き上げることにした。

再び、江柱町公民館方面へ行ってみると、まだ舞っていた。そこで見ていたら、見知らぬ方から声をかけられた。何と六渡寺獅子方のサイトの管理人さんだった。自分が出かけてきていることを知って、わざわざ出かけて来てくださった。本当にうれしかった。しばらくお話しさせていただく。六渡寺へは4年前、祝花のお宅2ヶ所ほどしか行っただけだが、魅力のある獅子舞だ。「また行きたいです!」などと言って、お別れした。それにしても、よく自分が「線翔」だとお分かりになったなーと思う(笑)動物的勘?で、獅子舞をビデオで撮ったり、デジカメ構えているヤツがいる!と思われたのかな?(笑)
さて 午前の部が終わるということで公民館へ戻る。すると、昼食をよばれる。あつかましくもカレーをいただく(続く)。
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