線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

日本総鎮守・生島足島神社

2013年06月12日 21時34分49秒 | 歴史
 自宅の近所に、日本総鎮守とうたわれる生島足島神社がある。この頃帰省すると、日曜日の朝などに散歩がてらにお詣りに行く。

 生島とは生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」、足島とは生きとし生けるもの万物に満足を与える「足島大神」のことで、その2神が祀られている。


 何でも地理的に、日本の中央に位置するということで、まさに日本総鎮守らしい!本殿は、周囲が池に囲まれ、島のようになっている。



 朱塗りの立派な神橋が印象的。普段は通ることができないが、お祭りのときは、厳粛な雰囲気で通っていったのを見たことがある。


 そして、見たことはないが、本殿には床板がなく、土間の大地が御霊代であるという。


 摂社も数々あるが、特に下社=下宮は「諏方大明神」である。ちょうど、神橋を挟んで拝殿と相対している。


 境内にはケヤキの古木が多いが、中でも諏訪社の近くにある「夫婦ケヤキ」が印象的だ。


 ところで、こうした神社はパワースポット的な話が多い。この神社の東側の入り口の鳥居の延長線上には大鳥居があり、そのさらに延長線上には、信濃国分寺があるのだそうだ。また西側の鳥居の延長線上は、「泥宮」と呼ばれる古社があるという。このお宮は、やはり泥が御神体、つまり大地が御神体。そして生島足島神社は、かつてはこの位置にあったといわれている。
 そして、この東側の鳥居には、夏至の日の朝日がちょうど真ん中に上るという。、あた西側の鳥居は、当時の日に真ん中に日が沈むという。太陽信仰とでもいうのであろうか。何ともミステリアスな話だ。まだ夏至の日や冬至の日に神社へ行ったことはないので、いつか試してみたい。
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