線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

竜王湧水

2011年05月05日 23時00分30秒 | 名水
今日は、以前から気になっていた上田市手塚の「竜王湧水」を訪ねた。
ネットニュース等で知ったのだが、手塚の金井地区の生活用水であった湧水であり、水神様を祀り大事にしてきたのだが、手入れが行き届かなくなり、3年がかりで整備されたのだという。

場所は、民話でも知られる手塚の舌喰池から、野倉への道へつながる山手の道に入る。すると案内表示に従い、右折して女神岳方向へのなだらかな坂道を上がると、そこが金井地区だ。地区内を進むと、更に山手への道に入るところに、案内が見える。距離の表示が2,000mとある。そんなにあるのか…。

そこを上がる。かなり狭い道だ。軽自動車でギリギリの感じ。それもすぐに行き止まりだ。いくらか広くなったところに駐車して歩く。

いきなり山道だ。軽装で来てしまったが、大丈夫かな?といった感じ。狭い道を行くと、どこからか水音が聞こえてくる。涼やかな雰囲気だ。そして足元の脇には、きれいな水が流れてくる。期待できそうだ。

すぐに竹林になる。こんな雰囲気の場所があったのだ…という感じ。そんな中に3~4mほどの大木発見!しかし…樹木の知識に乏しい自分、何の木なのか分からない。クヌギかな?
さて、更に山道を上がる。道は整備されている感じ。竹を曲げて、柵のような感じになっていた。しかし、なかなかたどり着かない。

ようやく水音が大きくなってきた。見えてきた!水神様の祠らしきものと、石組み。


その下方に水場が出来ていた。


あたり一面が湧水地であるので、間伐材を使って歩道がつけられており、近くまで行きやすくなっていた。
それにしても、この場所へ来て最も印象的なのが、湧水ポイントの真上にある数本の木々だ。

巨木でもないのだが、7~8本の幹が寄り添うように生えている。こんな雰囲気の木々付近では見たことがない。やはり樹木の根元は水を集めるということを聞いたことがあるが、まさにその通りの風景が広がっていた。

湧水ポイントから流れ出る水は、段々斜面を下り、川のようになっていく。付近にはワサビ?のようなクレソン?のようなのが生えていた。


それにしても、地元の人々以外にはあまり知られなかった「竜王湧水」。自分もはじめて来た。
湧水はもとより、この木々も含めて、新たなパワースポットとして注目されるかも?などと思った。
コメント
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