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線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

魚津の巨木巡り…のはずが(苦笑)

2011年11月04日 10時27分51秒 | 巨木
魚津駅前のホテルに泊まり、朝早起きして出かける。

ビックリしたのは、ホテルのフロント付近に水場がある。

「魚津のうまい水」と書いてある。もしやと思って、ホテルの方に聞いてみた。駅前にある「うまい水」を引いてきてあるのだそうだ。もちろん飲めるそうだ。

「うまい水」とは、JR魚津駅前にある水場である。自分も2度目の訪問だ。

したたり落ちる水の量は豊富、水口付近のコケの感じがいい。朝の一杯は、何ともさわやかだ。


さて、今日は魚津付近の巨木巡りを考えていた。

まず室田へ行く。高速の魚津I.C.を通り越した方にある桃山運動公園の南側に位置するという。ナビのない自分、動物的「勘」で進んでいく。
すると「北山鉱泉」という看板が見えた。曲がってみる。

あった!

すぐ分かった。室田のケヤキ。


ある方のお墓の脇にあった。やや傷みはあるものの、幹の太さは結構なものだ。


続いて、次に見ようと思ったところへ行こうと、新川広域農道を北上する。すると!
洞杉巨木群→15km
という看板を見つけてしまった。

魚津を流れる片貝川上流で「北陸電力」の発電所建設に伴い、植生調査を行ったところ、幹周30mを超える巨木を含む杉群が確認されたことで知られている。「洞杉(どうすぎ)」とは、幹が空洞になっていたり、大岩を包み込むようなスギの巨木のことなのだ。
実は、2年前にもこの付近をうろつき、行ってみようとしたが、天気が下り坂であったのと、標識らしいものがほとんどなく、途中で引き返したことがある。それが、こんな標識が出来たということは…と、これは行くしかないな!と予定変更、洞杉へ向かうことにした。

何となく見覚えのある風景だが、ところどころに「洞杉まで○○km」というような表示があったので安心して進む。しかし山道の15kmは、結構な距離で、携帯も不通になる。

途中の岩の上にもこんなのが目に入る。


さてかなり進むと、これ以上自動車では行けなそうなところへ来た。地図もあった。間違いない。
しかし、もう少し道があって、行けるところまで自動車で行こう!と思ったのが…????

片貝川の発電所まで出る。ここで駐車して、外へ出てみる。何となく古そうな山道があったので進んでみた。すると、結構なスギが見えてきた。

おおっ!太い!

これも結構大きいな~。

これも石の上にあるぞ!

なんて歩いていた。しかし、確か幹周が30mとか書いてあったような気がするのだが、これって、そこまで行かないような気がするな…とか、それほど大きく感じないな…などと思っていた。


さて、汗だくになって山道を歩き、「まあ、こんなもんか」と後にすることにした。

帰り道、周囲を見ると結構太いスギが目に入る。途中、行くときには気付かなかったのだが「蛇石橋」付近にもこんなスギがあった。

これも結構立派なスギだ!

これは川に突き出すように生えている。すごい!

結構な大きさのスギだな~と思いつつ、次の場所へ行くことにした。













帰宅後…

あらためて「洞杉」についてググってみた。しかし、どうもちがう。樹の姿もちがうし、周りの風景もちがう。もちろん大きさもちがう。人と一緒に映っている画像を見たら、全然ちがうじゃん。
そして、そこまで行くところには、何と木道が整備されているではないか。
自分が歩いたところは木道はなかった。


ああ…

これ、ちがうじゃん。

どうも地図の書かれた看板をよく見ずに、別な場所を歩いていたようだ。もちろん片貝川の洞杉であることはまちがいないのだが、衝撃的な30mの幹周の、最大の洞杉を見落として帰ってしまったのだ。

||||||||||||||(* ̄ロ ̄)ガーン||||||||||||||||

出張のついでに…

2011年09月27日 23時35分13秒 | 巨木
今日は、午後から長野市への出張だった。長野県民にとって、長野市は県庁所在地なので、馴染みのあるはずだが、自分には案外、不案内(大昔…一応、住んでたことはあるんだけどね)。


今日は、長野市北部のある施設へ向かう。
ちょっと、道を迷ってしまった(恥)

まあ、早めに出かけていたので、困りはしなかったが、ちょっとウロウロしてしまった。

すると、ふっと何だか気になる神社が目に入った。住宅地の中なのだが、遠くから木の繁みが見えるのだ。道に迷っているのにもかかわらず、その神社の方へ向かう。


おおっ!ケヤキの巨木だ!

場所は冨建千引神社(長野市富竹)だ。境内へ行ってみると、結構な太さのケヤキが4本も目に入る。最も太いので、5.6mの幹廻りだ。


デジカメもってたので、パチリ!

ちなみに10月1日、2日は、秋祭りだという。境内には仮説の舞台が掛けられていた。この地域なので獅子舞でも出るのかな?それとも、素人演芸大会でもやるのか?







出張に来てるのに、何やってんだか…(笑)

岐阜・白鳥へ!

2011年08月14日 19時11分16秒 | 巨木
今年も岐阜・白鳥おどりに行く。例年は、八幡とかけて行くことが多かったが、今年は白鳥にしぼって1泊で岐阜へ出かける。

上田を9:00a.m.前に出る。いつも通り、松本を通って安房トンネルに向かう。やはり盆は交通量が多い上に、上高地での災害もあって、片側通行の場所があって、なかなか進まない。
それでも2時間ほどで、平湯まで着く。ここでお決まりの、平湯名物「はんたい玉子」をいただく。

それにしても、平湯のバスターミナルも混雑していた。上高地へ行く人達かな?

さて、平湯から高山市街地へ向かう。高山といえばおそらく混雑しているだろうな…と、旧丹生川村の交差点から、国道41号線方面へ進んでいく。

ここで1本、スギを見ることに。高山市赤保木町の熊野神社の大杉だ。

なかなかの大木。迫力満点だ。

さて、高山市を離れ、どうしようかな?まだ昼食もとってない。旧清見村で白鳥方面と八幡方面とに分かれる場所がある。迷いに迷い、結局八幡まわりで「せせらぎ街道」を行くことにした。
このルートは、文字通り川沿いの道なので、気分のよい場所だ。

途中、食事処や道の駅があるのだが、何処へ行っても大混雑。特に行ってみたかった、道の駅「パスカル清美」は川遊びする人達もたくさんいて、駐車場は大混雑。あきらめた(涙)

しょうがない、次の道の駅「明宝」へ期待したが…やはり、同じようなもの。やはりあきらめた(涙)

そしてようやく八幡町。案の定、あちこちが混雑&渋滞。せっかくここまで来たので、八幡町内の散策でも…と思っていたが、やはりダメだね。やはりあきらめた(涙)


やむを得ず、白鳥方面へ北上することにした。
ここで見ておきたかった巨木を訪ねる。
まず、旧大和町の口神路白山神社の六本ヒノキ。

ここへたどり着くのも大変だった。混雑はしていないのだが(笑)、神社へたどり着かない。動物的勘で、ようやく見つけた。

続いて、明建神社のスギ。ここはたどり着きやすかった。かつて行ったことがあった「古今伝授の里フィールドミュージアム」のすぐ隣だったのだ。このミュージアムへは、かつて友人と来たことがあった。大雨であったこともあって、スギどころか神社さえ記憶がない。
ここでは「神迎え杉」「獅子の寝床杉」「神帰り杉」といった大杉がある。

ここを出ると、何やら小さな看板「木戸口清水」を発見。
思い出した!ここも来たことがあった。先ほどの友人とともに、雨の中立ち寄ったことがある。その時は、雨のため水もにごっていたが、今回はよかった!


さて続いて、もう1本、大間見白山神社のスギだ。この大間見は「やまと温泉」の前を通る県道を白鳥方面へ行くとある。しかし、お目当ての白山神社がなかなか見つからない。ようやく歩いている方にお聞きして、たどりついた。

だんだん夕方になるにつれ、夕立がきそうな感じになってきた。再び、大和町内へ戻って国道を行く。
すると、立ち寄りたかった酒屋あきたやさんが目に入った。
以前、福井・大野市の地酒「花垣」がよくて、ネットで探していたところ見つけた酒屋さんだ。なかなかおもしろいHPで、メルマガも登録して、読ませていただいている。ここでは「花垣」純米吟醸と「房島屋」純米吟醸を買った。レジでご主人とお話しできた。

さあ!白鳥町へはもうすぐだ。

諏訪の古木巡り

2011年07月31日 21時41分21秒 | 巨木
今日は諏訪周辺をふらついた。この辺はあまり出かけたことがなく、興味深い地域だ。
巨木を中心に廻ってみた。

まず「先ノ宮神社のケヤキ」。場所は諏訪市大和。国道20号を東京方面に行き、左折して中央東線を渡って、狭い道を上がっていく。「先ノ宮」とは諏訪神社以前にあった神社の意味だそうだ。
拝殿左手にあった。目通り幹囲8.2mの巨木だ。

いくらか痛んだ感じもあるが、たくましいケヤキ。いくらかコブも見られた。こんな巨木のあるところに神社を造ったのか、神社のあるところに植えたのか、何ともパワースポット的雰囲気だ。

諏訪大社本宮で参拝し、続いて茅野市へ。
まず「達屋酢蔵神社のケヤキ」。場所は茅野市ちの。国道20号から茅野市街地へ入る道沿いに見えてきた。横内の公民館のすぐ横だ。
昨年、諏訪は御柱祭だったが、この神社は古来より御小屋神林より御柱の曳出し特権を持つ唯一の末社であったという案内板があった。
境内には目立つケヤキの巨木が3本とサワラがあった。いちばん大きいのは本殿裏のこれ。

目通り幹囲7.2mの堂々たるモノ。ただし、損傷が激しく、主幹も欠損している。落雷か火事だろうか。

ついでに、この神社へ入ったとき、取り囲む水路の水がとても澄んでいて、鯉が泳いでいることに気付いた。また、手水から水がしたたり落ちていた。

境内をよく見ると「水資源開発の碑」があった。読んでみると、昭和41年にこの横内地区の豊富な地下水が探査され、茅野市とともに飲料水の提供を開発が始まったのが昭和48年だそうだ。その折りに、この神社の御神水として奉納したとあった。境内は本当にキレイな水が引かれている。

さて続いて大門街道方面から湖東方向へ行く。「縄文の湯」や「尖石遺跡」の標識をかすめながら「湯みち街道」を行くと、まず「白山社の大柏樹」に気付いた。場所は茅野市湖東。

いわゆる「カシワ」である。目通り幹囲4.3m。道端で、ややかしがっている。バックに広がる八ヶ岳山麓の風景とマッチする。

さらに奥へ行くと「笹原のシダレヤナギ」がある。場所は同じく茅野市湖東。

目通り幹囲4.2mのシダレヤナギ。現在は笹原公民館脇の広場にある。この場所は,明治期は笹原学校であった。その学校に通う子が授業料を払えず、代わりにヤナギの苗を1株持ってきて植えたといい、それがこのヤナギなのだそうだ。何とも昔話になりそうなお話だ。今日まで大事にされてきた古木だ。

さて再び戻って、大門街道へ合流しようと進んでみると、やはり道路沿いに「子ノ社のケヤキ」があった。場所は茅野市北山芹ヶ沢。

目通り幹囲5.6mの巨木。道路側の幹が裂けているのか、金属板で覆われていた。その金属板には「芹ヶ澤区」と書かれており、分かりやすいというか何というか(笑)

こうして、諏訪市から茅野市を巡ってみた。諏訪地方は自分にとっては「未開」の地なのだ。諏訪信仰の根付いた面白い場所でもある。また機会を見つけて出かけたいものだ。

陸前高田を見守った大杉

2011年07月07日 22時37分27秒 | 巨木
今回の震災で、岩手県陸前高田市の今泉天満宮で、1本だけ残された大杉のニュースが流れた。
海水によって根のダメージがあったのだが、全国から集まった造園業者が無償で、補修作業されたのだそうだ。

樹齢800年、樹高30m、直径が2.7mというので、結構な巨木だ。
ぜひ復興のシンボルとなってもらいたいものだ。


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