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線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

松島散策~五大堂

2020年02月09日 17時49分48秒 | 歴史

松島の風景の代表的な場所の1つともいえる五大堂。海岸に近い小さな島にある。

伝承では坂上田村麻呂の奥州遠征のときに、毘沙門堂を建立したのが始まりだという。そして、慈覚大師が瑞巌寺の前身を創建したときにお堂を建て、中央に大聖不動明王、東方に降三世明王、西方に大威徳明王、南方に軍荼利明王、北方に金剛夜叉明王を安置し、五大堂と呼ばれるようになったという。

 

島へは赤い橋を進んで行く。

建物は国指定の重文。

ところで、赤い橋ははしごみたいで、渡るのがいやだな~と思った。

すると、これは「すかし橋」というらしい。

気を引き締めるためらしい。あ~十分に気が引き締まった(気がする)。

 

さて、五大堂遠景。

いや~松島らしいね。

今回は、いいお天気で、シロウトでもデジカメやスマホで撮りまくったが、何だかキレイな画像ばかりだ。

かつて、相模国の狂歌師、田原坊が

松島や さて松島や 松島や

と詠み、やがて、

松島や ああ松島や 松島や

となったそうだが、まさにそんな気分。

ちなみに、この句は松尾芭蕉の句ではないそうだ。

 


松島散策~瑞巌寺

2020年02月09日 16時47分28秒 | 歴史

仙台に来て2日目は松島まで足を伸ばす。仙石線に乗って松島海岸駅まで行く。さすが仙台!仙石線でもPASMO使えるんだ~。

仙台から約40分。はじめての松島へ。

いいお天気で、気持ちのいい観光日和。

まず瑞巌寺へ。

正式には「松島青龍山瑞巌円福禅寺」といい、平安時代の創建。古くは松尾芭蕉が訪ねたことでも知られる。そして、仙台藩主、伊達政宗が江戸期に復興し、現在の国宝となっている建物などを造営したという。

海岸沿いの入り口から歩いて行く。入場料は700円。ここでもPASMOが使えた。

 

宝物館、庫裏から入る本堂などを巡る。

建物内部の様子は撮影禁止のため、画像はここまで。

しかし、みちのくの当地に桃山様式の文化財を見ることができ、とても感動的であった。

 

 

 


旧国鉄三国線眼鏡橋

2019年08月13日 22時45分27秒 | 歴史

三国を散策していると、マップに「眼鏡橋」の文字を見つけたので、訪ねてみる。

ここは旧国鉄三国線=えちぜん鉄道三国芦原線の終着駅、三国港駅近くにある。

資料によると、この橋は鉄道単線を跨ぐ斜橋で、スパンドレルと覆工側壁を石積とした煉瓦造単アーチ橋で、 煉瓦小口4枚厚の斜架、いわゆる「ねじりまんぽ」で、アーチ端部を鋸歯状の段差仕上とするのが特徴的であるとのこと。

どこから訪ねればいいのか調べずに行ったので、三国港駅を目指して行ったので、橋の上方から眺めることに。

こういう建造物を見るのも何だか楽しい。眼鏡橋というと碓氷峠の眼鏡橋を見たことがあったが、こうして間近に見られるのもいい。しかも、現役だ。こうした近代的建造物にはまったく知識がないが、何か惹かれる。

 

こうした建造物も意識して訪ねてみたい。

 


瀧谷寺参拝

2019年08月12日 23時01分49秒 | 歴史

福井県坂井市三国を訪ねた日、当地の真言宗の古刹、瀧谷寺に立ち寄る。

開山は南北朝時代、睿憲上人による。中世には、朝倉氏や柴田勝家、福井藩主・松平家、丸岡藩主の有馬家といった武将の祈願所として、保護を受けてきたという。

暑い8月の午後に立ち寄る。

総門をくぐる。ゆるやかに上る参道は木陰の中の道。暑い日にも関わらず、ひんやりとしていた。

重要文化財の山門。階上には鐘楼があり、鐘楼門ともいう。

きれいに清掃された境内。そして、やはり重要文化財の本堂は、江戸中期の建物で、寄棟造り。ご本尊は薬師如来。

本堂内に上ると、お寺の方からご丁寧に説明を受ける。本堂から続く観音堂を巡り、本堂裏手の庭園を見学。ここは昭和4年に日本名勝庭園の一つとして、文部省より福井県下最初の指定を受けた山水庭園だそうだ。

 

本堂を出ると、宝物館で国宝の金銅毛彫相華文磬、仏像・仏画、古文書、美術工芸品などを見る。

暑い日であったが、とても涼やかな境内で、とても清々しい気分。

 


三國神社参拝

2019年08月12日 11時29分43秒 | 歴史

福井県坂井市三国を訪ねた。それは民謡《三国節》にちなんだ場所を訪ねたいと思ったからだ。特に、三國神社は《三国節》が三國神社の土搗き唄が元であるという説明も気になり、参拝した。

ホームページによると、祭神は大山咋命、継体天皇。天文9年、板津清兵衛が御神体を拾い上げ正智院に納め、天文13年に院主・澄性小社を建立、永禄7年、澄性の弟子・澄元國中を勧進し桜谷を開き、社地を開発し、山王宮を建立。その山王宮の祭神が先に流れ来た御神体・大山咋命=山王権現だという。

明治2年山王宮を桜谷神社と改め、明治5年には水門宮の御神体・継体天皇を桜谷神社に合祀、さらに、明治18年に三國神社と改称し、現在に至るのだそうだ。

大変立派な「随身門」。県指定有形文化財の指定。ぱっと見、お寺の門かと思うほど。

こちらは拝殿。

これは境内社の1つ、八幡神社。立派な木彫が目を引く。

これは、幕末から明治における福井藩の名君・松平慶永を祀った木立神社。

これは稲荷神社。

そして巨木マニアでなくても目を引く大ケヤキが、鳥居の脇に立っている。樹齢600年とのこと。

三国らしい絵馬を買う。絵馬は置いてくるものだが、何とも港町らしい雰囲気の絵馬だったので、そのままいただいてきた。

 

訪ねたのは暑い8月であったが、木陰に入ると涼しく、パワースポット的雰囲気がただよう。今度は三国まつりに来たいな。