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線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

和田峠、黒耀の水

2017年02月19日 22時09分22秒 | 名水
 小県郡長和町、男女倉の地に、昔からよく知られた名水・黒耀の水がある。諏訪に出かけた帰り、久しぶりに寄って汲んでみた。

 ここは、かつて木の樋のようなところを通って水を汲めるようになっていた。人気が出たためか、石塔のような水場になり、四方向から水が汲めるようになっていた。

 今日寄ったときは、先客が20本近くのペットボトルをいっぱいにして車に載せていた。もうペットボトラーと呼ぶしかない感じだった。
 自分はその方を横目に、1本だけペットボトルに汲んだ。

 それにしても水がかなりの勢いで出てくる。水圧?がかなり強く、ボトルにうまく水が入らないくらいだった。


 家に帰って、湯沸かしやご飯を炊くのに使ってみた。せっかく汲んできたから…という思いで水を使ったせいか、何だか美味しいようなきがする。


 また水汲みに出かけよう!



 

箱根清水

2016年11月26日 00時37分36秒 | 名水
 黒部市荻生にある名水「箱根清水」へ寄った。何年か前、黒部市の沓掛の獅子舞を見に行って以来だ。

この付近には北陸街道が通っていた。この街道は黒部川を渡らなければならないので、宇奈月入口あたりの愛本橋が出来てからは、黒部の三日市で、大布施方面から黒部川をわたって入善・泊へ向かう道と、荻生、浦山を経由して愛本橋を渡り、舟見、泊へと出る道とが出来た。

 荻生の長屋の村の入口には七本の松があり、旅人はこの松の下で休憩したが、この松の脇から湧水が発見、小屋を構えた茶店を開いたものという。この水が「箱根清水」である。「箱根」とは「大きな山」「神聖な山」のことをいうという。「清水」は北陸らしく「しょうず」と発音する。

 壺みたいなところから、水が流れ落ちていた。また、その場全体が、親水公園のようになっている。

 魚津駅前で飲んでいたとき、居酒屋のマスターと名水の話をしていると、この水の話題となり、マスターが子どものころは、こんなに立派な水場はなかったそうだが、その清水は有名で、よく飲んでいたという。

 今では東屋のような建物もあり、水琴窟まであった。

 涼しげな水場は、平日にも関わらず、多くの地元の方々が水を汲みにやってきていた。

 

名水街道~黒部市生地

2016年03月13日 22時26分01秒 | 名水
富山県黒部市生地は、知る人ぞ知る名水の里だ。魚津市小川寺の獅子舞見学をした翌日、またまた訪ねてみた。

ここは、いちばん目立つ場所である県道沿いの「みどり町の清水」である。


一見バス停か?と思うような建物。中に入ってみる。


湧水口はここだ。


当地の水場は、3段階の水槽に分かれていることが多い。この「みどり町の清水」も同様だ。


黒部市生地は水汲みファンにとっては、まさに名水の「聖地」だ。
 

三分一湧水再訪

2015年02月16日 22時27分49秒 | 名水
 山梨県は八ヶ岳の南の麓に位置する北杜市となった旧長坂町は、高原の町だ。この辺りは「八ヶ岳南麓高原湧水群」といい、各地に湧水が見られることで知られている。

 この長坂に「三分一湧水」という変わった名前の湧水地がある。

 この三分一とは、水利権をめぐって村同士の争いが起こったのを、三角形の石柱を置き、三つの水路に平等に分配できるようにしたという言い伝えによるという。

 そのシンボル的な場所がここだ。

 三角の石で三方向に分かれていく。

 石のアップ。こんなアイディアで水を分けるのだ。

 
 ここばかりがクローズアップされるが、湧水ポイントはここ。


 再訪した日はお天気はよかったものの、やはり2月は寒い。あたりは雪が残っていた。水の力、水への力の大きさを感じる。

 

「道の駅はくしゅう」の水場

2015年02月11日 22時30分07秒 | 名水
 国道20号線を進み、富士見町にある道の駅「蔦木宿」を過ぎれば、信州としばしお別れ甲州へ。市町村でいうとかつての北巨摩郡にあたる北杜市旧白州町。続く国道20号線沿いにある「道の駅はくしゅう」に立ち寄る。

 その敷地内に水場があった。

 南アルプス尾白川の水であるという「白州・尾白川天然水」という表示があった。

 寒い日ではあったがペットボトルをもって水汲みに来る方がおられた。やはり水は生活の基本だ。いい水が湧くところには…そう!酒。当地には日本酒の蔵元やウイスキー工場がある。

 いい水に出会えたいものだ。