HALクリニックの診察室から

Human Active Life…新潟で心臓血管外科のクリニックを開設した医師のひとりごと

高齢者のための「転ばぬ先の杖」を持つために…

2020-01-31 20:58:54 | 健康
 当院でも高齢の患者さんが転んで骨折や頭部打撲で
入院や手術になることが少なくありません 




「高齢者の事故 8割が転倒」

新潟のデータではなく、東京の救急搬送5年分の集計ですが、
予想以上に「転倒」が原因となっていることに驚きます

腰椎の圧迫骨折や大腿骨頸骨折で整形外科に入院したり、
頭を打って硬膜下血腫で脳外科で治療を受けたりと…
さらに、退院後も元の元気に戻らないことが多く見られます

転ばなければ高齢者の入院治療が減り、転倒を契機に体が衰えることも少なくなります。
だから、「転ばぬ先の杖」を高齢者に持って欲しい 

ITを活用しても、そんな魔法の杖を作ることはできません。
だから地道な努力を…

「しっかり食べる!たんぱく質を十分にとる!」
「筋力をアップ!自宅でできるスクワットを!」
「バランンス運動を!」


日々の心がけで、だれでも「転ばぬ先の杖」を手に入れられるかもしれないと
診察の合間に患者さんに説明しています 


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