馬ひでの助

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『中条江上館』その2

2016-09-16 15:35:00 | 旅行

2016年04月28日(木)、


南門から中に入りました

これより、『主郭』

入ったらまた橋がある。
これは池の上に渡した橋。
いきなり庭園とはこれいかに?


右手の建物は「宿直(とのい)所」
24時間態勢で番をした。


向かって左側、

土塁の向こうに歴史館の建物が見える

復元模型がある。

6期7段階の変遷があり、
最盛期(15世紀半ば)の5期を復元したそうな。
もし、15世紀に桝形状虎口があったのなら凄いですが…。

主郭は60m四方。

土塁の上に登りました。


柵の左手の細長いのは池か溝か川か?


主郭の南半分(砂利の部分)が晴れ(ハレ)の場で、儀式空間だとか?
庭園の橋を渡って真っ直ぐ向かえば主殿に。

板塀で仕切られた奥の緑の敷地は日常空間で、板蔵・井戸など、建物が集中して建てられた中心部。

北から南門方向を見る。
緑(日常空間)と砂利(ハレの空間)で色分けされてるのでわかりやすい



土塁と歴史館との間の堀跡。

空堀?


日常空間内には、
井戸、


板蔵、

この周辺から焼けた米が出土したので米蔵かな?

板屋根の上は何も葺いてない…。

余談ですが、他の人のブログで知った
「北海道には瓦屋根がない」と。
理由は雪が降るので屋根が耐えられないから、だと説明されてた。

雪は我が地方や北陸の方が北海道より多いぞ!

柱が細くて、あるいは構造上、家の骨組みが瓦屋根に耐えられない、
瓦も瓦職人も入手しにくかった、
いやそれより開拓地時代、見栄はって瓦屋根にするゆとりが無く、そのまま簡単なトタン屋根が主流になったのでは?
と、我が輩は考える…。



『主郭の北門』

真四角の主郭だが、ここだけ北に飛び出してる。
このため、橋と門の間が桝形状になり、横矢も狙ってる。

しかも遮蔽のための板塀がある。
攻守ともにバッチリですな。

木橋は土塁のすき間に。


これより『北郭』

南郭よりはるかに大きい。
こちらも馬出し状。
ただ、土塁の高さは2mなので大したことはない

中は何もない広場だが、

井戸がみつかってるので、本来はこちらも居住区で後に馬出しに変えられた、と説明書きがある。




小さな館跡ですが、豪華な出土遺物が多数みつかっていて
京の上級屋敷を真似たような造り、
防備もしっかりしていて、
我が輩、満足しました。


その3に続く




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