突然だが、恥ずかしながらわたしは、いい年のオヤジに
なっているのに女性の心がまったく読めないのである。
わたしにとって女心はまったくの謎なのである。
野暮天といってしまえばそれまでなのかもしれないが、まあ…わからないほうが
いいということもあるかなと思い、別に深く探ろうとも思わなかったのだが、
どこかに知りたいという思いがあったのも事実である。
そういうわけで、わたしは不思議な存在の女性を尊敬してやまないのである。
いや崇拝していると言っても過言ではない。
わからない未知の不可思議な魅力と、宇宙のような心の広さを感じるからである。
わたしは時々絵の資料を得るために近くの図書館へ足を運ぶのだが、
たまたま人間心理学のコーナーを覗いてみたら、男女の違いについて
書いてある本に目が止まった。
何とはなしに覗いてみると、女性の心理についてけっこう詳しく
書いてあるではないか。
○カラオケなどで嫌いな人に触られるとゴキブリやヘビに触られたような
不快感を覚え、いつまでもその不快さが残る。
○女性は過去の快・不快の感情をハッキリ記憶している。
○女性の心には好きな人ランキング表が出来ている。
○女性にとって付き合いたい男性は○か×しかいない。100点か0点の二分法。
○女性は迷う。もっと自分を愛してくれる人がいるんではないかと。
○女性は好きになった人のすべてを肯定する。その力は強く、コンプレックス
まで肯定された男性は、全宇宙を味方に付けた様な力強さを覚える。
○エトセトラ…。
ふむふむ…と立ち読みしているうちに30分以上経ってしまい、
駐車料金300円を払うはめに陥ってしまった。
あのすべてが全女性にあてはまるものでもないのだろうが、男では
わからない部分や、男女の思いにかなりの差異があることは
うかがい知れたような気がした。
帰りの車の中で、やっぱり女性の味方を得るというのは、全宇宙を
味方にすることなのだと、改めてその大きさに納得させられたのだった。
我が女性崇拝の思いは、ますます揺るぎないものになったのだ。
やっぱり女性は偉大だ。