私は決して韓流ブームに乗っている人間ではないが、NHK「チャングムの誓い」にははまっている。もちろんあのチャングムの清廉な感じは言うことなしだが、一番感心するのは正邪に分かれた俳優たちの表情だ。チャングムという宮廷女官のサクセスストーリーだが、あらゆるドラマの要素が詰まっていてぜんぜん飽きない。特に主人公たちいいほうの瞳がすがすがしくていい。こんな瞳はいまの日本のドラマではまずお目にかかれない。主人公は宮廷料理女官という役柄なので、あらゆる宮廷料理の方法など出てくるが、そこに韓国食文化の奥深さを感じさせるさまざまな技法・手法が登場する。私は酒の肴を自分で作るのが好きなのだが、特に鯛の粗煮が大好きで、以前一度だけ「これはうまい!」とうなった鯛の粗煮を食べたことがある。いま粗煮はカミさんにまかせているのだが、これを機に鯛の粗煮料理の真髄にせまるべく、自分で作ってみようかとチャングムな誓いを立ててみるのだった。
それにしてもチャングムと亡き母の親友とが、お互いのことを同時に知って走り寄るシーンは思わずうるうるしてしまった。よかったです。
それにしてもチャングムと亡き母の親友とが、お互いのことを同時に知って走り寄るシーンは思わずうるうるしてしまった。よかったです。