先のギャラリー喫茶「奈邪」でのことだが、店へ入ると当然ながら展示作品が
壁に掛っていた。一見して美しいパステルカラーのイラスト風である。
わたしはすぐさま店内全ての作品を見て回った。見るからにプロという感じで
すばらしい。「きれいな色彩の素敵なイラストですねえ」とマスターに言うと
パリと日本を行き来する作家さんのようで、はや70代の方とか。70代にしては
華やかな色使いなので、そのことを聞くと、「以前は暗~い色調のものばかりだったんですがねえ」
とマスターがいうので、不思議に思ってそのあたりのことを尋ねてみると、奥様を亡くされていたが
つい最近再婚したばかりだというのだ。
「あ、なーるほど」それならわかるのである。絵はまさに作者の心象風景が如実に表れるのである。
今まさに薔薇色真っ盛りというところなのだ。それも70代にしてつい最近の結婚と聞いて
我が心中が色めきたったのが、丸わかりになったようで、マスターの苦笑と、同行してきた
我が身内のあきれ顔を誘発してしまった。
まさに絵は「心」。ただ今絵において悪戦苦闘中の我が心中はいかばかりか…と思うと
トホホな真っ暗闇なのだ…。
壁に掛っていた。一見して美しいパステルカラーのイラスト風である。
わたしはすぐさま店内全ての作品を見て回った。見るからにプロという感じで
すばらしい。「きれいな色彩の素敵なイラストですねえ」とマスターに言うと
パリと日本を行き来する作家さんのようで、はや70代の方とか。70代にしては
華やかな色使いなので、そのことを聞くと、「以前は暗~い色調のものばかりだったんですがねえ」
とマスターがいうので、不思議に思ってそのあたりのことを尋ねてみると、奥様を亡くされていたが
つい最近再婚したばかりだというのだ。
「あ、なーるほど」それならわかるのである。絵はまさに作者の心象風景が如実に表れるのである。
今まさに薔薇色真っ盛りというところなのだ。それも70代にしてつい最近の結婚と聞いて
我が心中が色めきたったのが、丸わかりになったようで、マスターの苦笑と、同行してきた
我が身内のあきれ顔を誘発してしまった。
まさに絵は「心」。ただ今絵において悪戦苦闘中の我が心中はいかばかりか…と思うと
トホホな真っ暗闇なのだ…。