例によって休日の土曜日は「奈邪」へ通っている。もう「奈邪」の
コーヒーの旨さはよく承知しているところだが、これまで「モカ」
そして先々週から「ブルーマウンテン」をおいしくいただいている。
しかし本来店の顔というのは、オリジナルブレンドではないか、不覚にも、
これまで一度も頼んだことがなかったことに今更ながら気づいた。
そこで、遅まきながらいただいたのである。
これが旨かった…。あまりクセがなくほわっとした口当たりの良さで、
いい香りと飲んだ後の、スーッと消え入るような感じが何ともいえない。
今度から、しばし…「奈邪ブレンド」をいただくことにしよっと。
この「奈邪」では、コーヒーならば大抵のものはできる。例えばこの日
インドネシアのコーヒーとやらをご馳走になったのだが、練乳を使った
甘口のコーヒーで、疲れているときなど脳に憩いを与えてくれそうな
感じで、おいしかった。その他にも黒砂糖をかじりつつ飲む沖縄風の
コーヒーとか味あわせていただいたのだ。
この日の午後、30代とおぼしき女性2人組みがやって来て、わたしの
となり後ろの席に座ると、「ガテマラ」を注文したのである。
ガテマラといえば、中米のメキシコやホンジュラス、コスタリカあたり
のやはりコーヒーの生産国である。もちろんこの「奈邪」ではお安い
御用なのだ。
わたしは思わずマスターのところへ行って「ガテマラなんか注文する人
いるんですねえ」と聞いたほどである。ところがどっこい、このお二人
いきなり展示しているわたしの絵を歩いてジッと見て回るではないか。
作者としては当然うれしいので、「はて?我が展示を知ってての御来店…」
と、ちらりと見やるが見たような見たことないような感じなのである。
すると、すぐにドア付近に設置してあるわたしの感想帳と、マンガのファイル
やら、なにやら(いろいろ置いてあるノダ)を持ってきて2人で話し始めた。
わたしが隣にいることを知ってか知らずか、「へ~この人漫画家だったんだ」
うんぬん…。「う~んガテマラを注文する人はエライ!」とまあ…現金なもの
である。
様子を見ていたマスターが、お二人にわたしを紹介してくれた。やはり
案内状が行った方のようで、以前わたしの知人Mさんと一緒に展示に来てくれた
人で、友人を誘っての来店だったのだ。失礼ながらすっかり顔を忘れてしまって
いたのである。やがて話をしつつ展示してある絵を全て見て回った。
そして置いてあるわたしの名刺を取ると、友人の方が「絵を描いてくれませんか」
と所望されたのである。それが獅子舞を描いてくれというのだ。「獅子舞?」
なぜか、いろんな人に描いてもらってるらしいのだ。わたしはとまどったが
獅子舞を思い浮かべつつ、名刺の裏に描いてみた。
なんとか獅子舞らしきものを描き終えて渡すと、「わあやっぱり漫画家さんは
違う」とお褒めに預かったので、ホッとしたのだが、何で獅子舞なのか
わからないまま、ひとしきり話した後「また展示するときは案内状くださいね」
と言って二人は店を後にした。感想帳に書かれてあった住所を見ると、
T海市とあり、けっこう遠いところから来てくれていたのだ。
遠路はるばる本当にありがとうございました。
それにしても、ついに聞きそびれてしまったが、「なんで獅子舞?…」なの…。
コーヒーの旨さはよく承知しているところだが、これまで「モカ」
そして先々週から「ブルーマウンテン」をおいしくいただいている。
しかし本来店の顔というのは、オリジナルブレンドではないか、不覚にも、
これまで一度も頼んだことがなかったことに今更ながら気づいた。
そこで、遅まきながらいただいたのである。
これが旨かった…。あまりクセがなくほわっとした口当たりの良さで、
いい香りと飲んだ後の、スーッと消え入るような感じが何ともいえない。
今度から、しばし…「奈邪ブレンド」をいただくことにしよっと。
この「奈邪」では、コーヒーならば大抵のものはできる。例えばこの日
インドネシアのコーヒーとやらをご馳走になったのだが、練乳を使った
甘口のコーヒーで、疲れているときなど脳に憩いを与えてくれそうな
感じで、おいしかった。その他にも黒砂糖をかじりつつ飲む沖縄風の
コーヒーとか味あわせていただいたのだ。
この日の午後、30代とおぼしき女性2人組みがやって来て、わたしの
となり後ろの席に座ると、「ガテマラ」を注文したのである。
ガテマラといえば、中米のメキシコやホンジュラス、コスタリカあたり
のやはりコーヒーの生産国である。もちろんこの「奈邪」ではお安い
御用なのだ。
わたしは思わずマスターのところへ行って「ガテマラなんか注文する人
いるんですねえ」と聞いたほどである。ところがどっこい、このお二人
いきなり展示しているわたしの絵を歩いてジッと見て回るではないか。
作者としては当然うれしいので、「はて?我が展示を知ってての御来店…」
と、ちらりと見やるが見たような見たことないような感じなのである。
すると、すぐにドア付近に設置してあるわたしの感想帳と、マンガのファイル
やら、なにやら(いろいろ置いてあるノダ)を持ってきて2人で話し始めた。
わたしが隣にいることを知ってか知らずか、「へ~この人漫画家だったんだ」
うんぬん…。「う~んガテマラを注文する人はエライ!」とまあ…現金なもの
である。
様子を見ていたマスターが、お二人にわたしを紹介してくれた。やはり
案内状が行った方のようで、以前わたしの知人Mさんと一緒に展示に来てくれた
人で、友人を誘っての来店だったのだ。失礼ながらすっかり顔を忘れてしまって
いたのである。やがて話をしつつ展示してある絵を全て見て回った。
そして置いてあるわたしの名刺を取ると、友人の方が「絵を描いてくれませんか」
と所望されたのである。それが獅子舞を描いてくれというのだ。「獅子舞?」
なぜか、いろんな人に描いてもらってるらしいのだ。わたしはとまどったが
獅子舞を思い浮かべつつ、名刺の裏に描いてみた。
なんとか獅子舞らしきものを描き終えて渡すと、「わあやっぱり漫画家さんは
違う」とお褒めに預かったので、ホッとしたのだが、何で獅子舞なのか
わからないまま、ひとしきり話した後「また展示するときは案内状くださいね」
と言って二人は店を後にした。感想帳に書かれてあった住所を見ると、
T海市とあり、けっこう遠いところから来てくれていたのだ。
遠路はるばる本当にありがとうございました。
それにしても、ついに聞きそびれてしまったが、「なんで獅子舞?…」なの…。