「お父さん、眠れてる?」 これは、静岡県の睡眠キャンペーンを紹介したもので、NPO法人きぼうのにじの理事長である中村博保氏が講演で語った言葉だ。国内の自殺者は毎年3万人と言われるが、特に40~50代のお父さんのうつ病が問題視されている。
中村氏は今後の取り組みとして「こころのものさし」を提唱している。これは、心拍振動による、うつ病リスクチェックで、静岡済生会総合病院精神科の榛葉俊一先生監修によるもの。
うつ病対策として、大変に注目が集まっている認知行動療法の説明もありました。しかし、医師やカウンセリング等の人材不足や、医師でなければ保険適用にならないなどという課題があり、どこででも対応できるという現状ではない。国が本気になってうつ病対策に取り組まなければならない時に来ていると思う。
苫小牧でも今年度から「こころの体温計」をホームページ上でチェックができるようになりました。今後も、様々なうつ病対策に取り組んでいきたいと思います。
セミナーの冒頭に「十勝オカリーナ友の会」代表の藤澤昌隆氏によるオカリナ演奏があった。綺麗なクラシックのメドレーを聞かせて頂き、気持ちよくなってセミナーが始まった。中村様初め、主催者・スタッフの皆様、大変に勉強になりました。誠にありがとうございました。