![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/f5/8ddd8992a39160adedf5b6175ad885b4.jpg)
国内で最も多く縄文遺跡がみられる地域は、北海道と北東北3県。この北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群が、世界遺産の候補として注目されている。同遺跡群に関するフォーラムが先月にパリ、昨年にはロンドンで開かれ、研究者の関心が集まっているという。
土器は家族団らんの食事の象徴といわれる。厳しい生活環境の中を生きた縄文の人々に、独り占めなどありえず、皆で分け合い、炉を囲んで食事をしていたと推察できる。守り合い、助け合う家族の温もりが、土器から伝わってくる。縄文文化には、自然と共生する知恵や、他者への慈しみが伝わってくる。