マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

インフルエンザと薬剤耐性ウィルス

2011年02月25日 | 診療
インフルエンザは日に1人いるかいないか。。。
インフルエンザの迅速検査はあまりやりたくない状況ではあります。
陽性になる可能性がとっても低いので。
でも親御さんの仕事の関係とか、園や学校の都合で検査するのですが。。。

軽症インフルエンザは検査しなくてスルーしてしまっても、
感染予防云々に目をつぶればそれほど問題となるとは思わないのですが、ダメなんですかね。。。


さてさて、細菌に対して、抗菌剤を濫用すると、耐性菌が問題になります。
インフルエンザウィルスも同じく、抗ウィルス薬を使用していると、耐性ウィルスが出現します。

タミフルは耐性ウィルスが既に問題にはなっていますね。
そして早くも点滴薬でも耐性ウィルスの報告があるみたいです。
というか、耐性が生じやすい?
今のところ耐性ウィルスだけの感染が広がることは可能性としては低いのだそうですが。。。

そもそも鳥インフルエンザであれだけ鶏たちを「処理」するのは
ヒトへ鳥インフルエンザが感染するようになることを防ぐためですよね。
そして鳥インフルエンザは強毒性で、ヒトが感染すると大変なことになるからですよね。

でもやはりいつかは鳥インフルエンザが猛威を振るうことがあるかもしれません。
そのときのためにとっておきましょうよ><;

それとも、そのときはまたまた別の新薬が出ているから大丈夫???

。。。やはり来シーズンも保留かな^^;
コメント (1)
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