マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

突発性発疹(突発疹)

2010年05月22日 | 診療
実はヘルペスつながりなんです。
ヒトヘルペスウィルス6型(HHV6)と7型(HHV7)が原因です。

生まれて初めての熱が突発疹であることは結構ありますね。
HHV6が大半だと思います。
HHV7はもうちょっと大きくなってからが多いはず。

父母兄弟姉妹の唾液にウィルスがでてくることから感染します。
チューは禁止ですね。。。(´-ω-`)ウソデスケドネ

たいてい突然の高熱で始まります。
熱の割りには結構元気で、いつもよりちょっとうんちが緩いなんてことが多いのではないでしょうか。
たまに大泉門(頭の骨がないところ)がめっちゃふくらんでドキドキすることがあります。
でも問題になることは少ないようです。

ちょっとやらしいウィルスなので熱性けいれんを起こしやすいのは事実です。
脳炎・脳症なども可能性はゼロではありません。

ただし、基本的にほっておいて治る病気です。
熱の下がる直後、あるいはその前から発疹がでます。
それまで熱があっても機嫌よかったのに、なぜか発疹とともに機嫌が悪くなる子が多いです。
かゆいだけではうまく説明つかないんですよね。

HHV7は比較的大きくなってからかかるわけで、
ある小児科で3歳くらいの子が2度目の突発疹をやったそうです。
経過は典型的で、発疹が出てからご機嫌ナナメになったとか。
これはチャンスと質問したんだそうです。
「なんで機嫌悪くなったん?何がいやだったの?」
「。。。。。。。」

つい先日、うちの上の子が3歳目前にして初めての突発疹とおぼしき風邪に。
でも。。。
ぶつぶつが出たあともあまり機嫌は悪くなりませんでした^^;

。。。謎は解明できないままでした(T-T)

めげずに下の子での可能性に期待します( ̄▽ ̄)ゞ
コメント
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