マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

不慮の事故

2010年05月16日 | 診療
しつこいようですが、もう一度まとめっぽく。

実は前回コメントもらって、「やっぱり事故ってこわいからね~」と
返事にしようとつくりだしたものの、間違って消してしまって立ち直れませんでした^^;
ちょっと日が経ったのでようやく復活♪


1~9歳の死亡原因トップは不慮の事故です。

0歳児は先天的な異常や出産に伴うさまざまな問題の影響もありますのでちょっと別です。
でも乳児の事故で一番多いのはやはり窒息。
乳児期早期では嘔吐したものをつまらせる、布団や掛け物で口や鼻がふさがれてしまう。。。
もう少し大きくなると色々なものを口に入れてしまうようになり、これまた危険。
赤ちゃん用のおやつって、のどをつまらせることが多いってどこかで聞いたこともあります。

1歳以降になるとあちこちに動けるようになるため、交通事故と溺水が急増します。
ここにいると思ったら次の瞬間にはもういないような活発なお子ちゃまたちですので、
気をつけるといっても限界もあるのかもしれません。
でも親が、周りの大人が気を付けるしかないのもこれまた事実。

それでも、子どもは、たとえだいぶ小さいうちからでも、親が手本を見せたり、
危険な行動はしっかり怒ったりすると意外と理解できるものです。
多少の痛い目にわざとあわせる(虐待と勘違いされないように^^;)くらいもいいのかも?
何度も根気よく教えないとだめですけどね。

ちなみに小さい子はビニールプール程度の水深でも溺死することができてしまいます。
庭で遊んでいるからとその場を離れるのは。。。要注意ですね。
浴槽での溺死は2歳未満が圧倒的に多いんだそうです。
ある実験では2歳までの子は浴槽の高さ(洗い場から)が50cmあれば
ほぼ転落することはないとか。

うちは。。。50cmもないなぁ(◎-◎)
踏み台使われたら結局どうしようもないけど。。。


子どもをひとりにしない、子どもたちだけにしない。
ライター(たばこも!!!)は大人がしっかり管理。
風呂はできたら水を抜く(うち抜いてません。。。;;)、カギかける。
床や手の届くところには余計なものは置かない。
ベランダ・バルコニーには足場になるようなものは置かない、窓も注意。
車は周囲も乗っても注意、車内に残さない。
チャイルドシートは適切な使い方で。
服装やかばんも注意。。。
上の子が下の子にとんでもないもの食べさせないように。。。

ε-(´・_・`)フー。。。

こじゅーとみたい^^;
いっぺんに書いて自分で(`Д´) ムキー!!ってなってきますねぇ。
ほんと子どもって生き物はめんどく。。。(以下自粛)


でも。。。
そうです、わかってますとも。
指摘される前に自分で言っておきます。

「何度も死にそうな目にあってるおまえが言うな」

「申し訳ございませんm( __ __ )m」
コメント (1)
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