Sydney Yajima


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本当にこのままで いくつもりなのか?

2011-10-08 22:22:44 | 政治
原発を止めないまま、今後もすすむと 未来の日本はどんな形になるのだろう。

例えば、政府の発表した20ミリシーベルトまでの許容をすると、子供たちの多くは、ガンによって亡くなってしまう。
それを 多くの学者 政治家たちも分かっている。
しかし、分かっていながらも、もはや後戻りできない福島の現実。つまり 多くの国土(もはや土地という言葉は当てはまらないほどその範囲は広い)には、人が住めなくなってしまう。

実際には、子供たちが住むには良くない環境であり、そこは ひどく汚染が進んでいることは、もう、誰の目にも明らかなのである。

選択としては、ほかにないわけだ。

かつて、ハエが飛んできたら、それがばい菌を持ってくるので、ご飯につかないようにと、キンチョールでシューと殺し、その中に含まれているであろう多くの薬物とともに、ハエのいなくなった環境で、清潔になったと喜んで食事をするということが、ごくごく普通に、日常的に、日本中の家庭で行われてきた。

今、国規模で同じかあるいは、それ以上にひどいことが行われようとしている。

私は、最近転居を決めた。
長年住みなれた、ノースシドニーだったが、都会での生活と子供たちの環境を考えると、郊外に思い切って出たほうが よりクォリティーの高い生活を彼らに与えることが出来ると考えたからだ。
もちろん、都会なりにメリットはあった。
あらゆることに便利で 少ない時間でほしいものがすぐに手に入る。
しかし、世界はゆがみ、地球の環境は待ったなしに人を飲み込むこととなってきた。

シドニーのような都会も、他の大都会と同様に、水害への対策など、皆無にひとしい。
つまり、一旦起こってしまえば、どんなに立派な建造物でも流されてしまうし、あなたが、たとえどんな高級車に乗っていても、水洗トイレのフラッシュのように一気に押し流されてしまう。

私は、父親である。
父親である以上 家族を守ることを何よりも優先しなければならないはずだと 考えたわけだ。

例えば、息子は今のハイスクールでの生活をとてもエンジョイしていて、郊外へ転居すると、それらの多くの大切なものへの決別をしなければならないことを、とても 嫌がっている。
彼には選択を与えた。
つまり、郊外から今の高校へ通うのもよし、郊外の高校へ転校するのもまたよし。

あとは、彼自身が決めることだ。
息子は中国語を勉強している。彼の未来には中国語も必須だと考えているからだろう。

時代だ。

こういう時代の変化は、残酷でしかも、後戻りできないものなのである。




後退する世界経済

2011-10-08 20:06:49 | 経済
大学に入って経済の授業を受けたなら、一番最初に習うことがある。
それは経済を支配している心理は、ふたつあるということだ。
それは、
「不安」
「強欲」
である。


まさに、現在の世界をみたなら、これがバッチリと当てはまる。
ヨーロッパは ギリシャ、イタリア スペイン ポルトガルのひどい経済状態に、ドイツの一方的な支出でささえる状況が続いている。
そして、2008年以降、弱りきって失業率が9%を超えているアメリカも、さらなるショックが来るとオドオドしている。

そんな中、中国 インドは国内消費が活発で、そのため石炭が足りないので、オーストラリアはますます、好景気に沸いている。
アメリカとヨーロッパの後退は、喜ばしいことではないが、実際にオーストラリアの経済に直接影響はしない。
もちろん、中国とインドの輸出が下がると、良くないのは確かだが、ワンクッション置いてくるので、利率の調整などで国内の経済を保つことができる。
現在のRBAの利率は4.75%だが、今後さらに0.25%ずつ下げることができる。

今のままの無策状態でいけば、日本はオーストラリアよりは、かなり危ない。
いくら製品を作っても 市場は半分ほど目減りしてしまっているからである。

ただ、ひとつだけ方法がある。それは昨日私が書いたとおり、地方経済を活性化させることで、まずは、戦後なかったほどの、かなり思い切った大きな 再生予算を組んで、国内で、経済を活性化させていくしかない。さらなる借金が出来ると危惧するむきもあるが、今の日本の地方経済を活性化させるには、思い切った処方箋をしなければだめだ。
日本がもう一度自信を取り戻すためには、
「再生」
しかない。
それは 再生エネルギーであり、再生経済であり 再生地方活性化でもあるだろう。
再生軍備は、今後の日本の安全を考えるとき、避けては通れない問題で、今までのような アメリカに頼る方法ではなく、共同でおこなうという前提に立って独自での軍事展開の実力をつけることも重要な位置づけになる。