昨夜、蛍を2匹見付けました。川がすぐそばにあり、
昔は蛍をビンに入れ、家でその光りを楽しんだものです。
今では環境汚染?で餌のカワニナも少なくなり
減少の一途で残念です。
毎年6月下旬から7月上旬の、風がなく湿度の高い夜に飛び
交います。ほんの短い光りのファンタジーです。
被災され亡くなられた人の魂が宿っているように青白い
光りを点滅させながらスーと闇夜に消えて行きます。
思わず手を合わせ冥福を祈りました。
音もせで 思ひに燃ゆる蛍こそ
鳴く虫よりも あはれなりけれ
(源重之(『後拾遺集』)。
もの思へば 沢の蛍も わが身より
あくがれ出(い)づる 魂(たま)かとぞ見る
和泉式部
鳴くこともしないで夜に現れては、光りを放つ蛍・・・
この小さな虫に、人は自分の想いを重ねて来たのでは
ないでしょうか。
亡き人の化身のような、そんな不思議な力を持つ蛍に
これからも、ずっとずっと会いたいものす。
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