斜陽、人間失格、走れメロス等を残した太宰治の
今年は生誕100年に当たると云う。
青森県の五所川原の大地主の家に生まれ、父親は
政治家、広い家に住み経済的に不自由はなかったが
愛情には薄かったらしい!
成績優秀な文学青年、一時芥川龍之介に憧れたらしい・・・
しかし、その後、結婚し子供にも恵まれ、自分の作風を確立
順調で妻も良く出来た人で太宰を支えていた。
しかし39才の若さで愛人と玉川上水で入水自殺・・・
(NHK 歴史秘話ヒストリアより)
その前にも、睡眠薬を飲み自殺未遂を起こしている!
悪を書くために悪を重ねる・・・
破天荒と云うのか、クレイジーと云うか、破滅型と云うのか、
我々、常人には到底、理解出来ないものがあります。
もの書きは無限にある言葉の中から自分の感性で最も
適した言葉を探す、職業なのでしょう・・・
苦心して書きあげた作品が、やっと認められ、受賞
鮮烈なる文壇デビューを果たす。
しかし次に続く作品が書けない、受賞作家が、後世にも残る
愚作はプライドにかけても世に送り出すことは出来ない。
筆が進まない、苦悩する日々、自分をとことん追いつめて行く・・・
現実からへの逃避、自己陶酔、・・・
「 天才ときちがいは紙一重」そんな言葉を思い出します。
太宰が生きていれば、100才、その後どんな作品を
執筆してたでしょうね
「わしも若気の至りで馬鹿なことをし妻にも苦労をかけたが、
こうして、ひ孫にも恵まれ、幸せじゃ!」
相好を崩した、好々爺になっているのでしょうか・・・
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