みなりんの紀行文

写真とともに綴る、旅の思い出を中心としたエッセイ。
主に日本国内を旅して、自分なりに発見したことを書いています。

フォーレンダム号東京港初入港

2009年05月06日 08時54分28秒 | 船の写真

*一部、完全な記憶違いがあって、訂正しました。

5月4日、東京晴海埠頭へオランダアメリカライン、フォーレンダム号(オランダ)が初入港した。

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今年は日蘭交流年(2000年が日蘭交流400年でした:訂正)で、わたしはいろいろなイベントを楽しみにしている。

天気は割といい方。疲れていて午039 後に撮影。

歓迎放水を受ける、フォーレンダム。水しぶきが黄色であるので、珍しく思って撮影した。

1999年に就航し、6万1396トン。客室716室。

「ロッテルダム」から始まった6万トンシリーズの第2船と言われる。この船の名前はアムステルダムの北に位置する小さな漁村の名前であり、これは3代目となる。

内装のテーマは「花」。17-21世紀にかけての「花」をモチーフに造られたそうである。

撮影していたら、東京港らしく、船が行き来していて、危ういほど二隻が接近。こういうのも珍しい。

038 オランダは、長崎の平戸にまず商館を建て貿易を始め、やがて出島へ移る。

オランダと言えば、ミッフィーちゃんのキャラクターを思い出す方も多いかも知れない。

また、日本の皇室とも今も深い交流がある。

王室の方が町を普通に歩いていらっしゃったり、とてもそれが自然らしい。とても人間らしく、自由でおいでである。

現皇太子も雅子様もそういう皇室のあり方に共感を覚えておいでだったのではないだろうか。今は、天皇を元首にしようという動きも政治040 界にはあるが、天皇陛下ご自身が「日本国憲法を重んじ、象徴」で041 あることを認定し、肯定なさっておいでで、そういう陛下の意向を尊重申し上げたい。

陛下のご意向であり、絶対である。もし、ご意志を尊重する方で有れば。

車から、ガラス越しに正面を辛うじて撮影する。

クイーンメリー2を見てしまった自分としては、やはり小振りだが均整の取れた上品な船である。

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もとはオランダとアメリカを結ぶ大西洋横断の豪華客船で、東京港以外はもうだいぶ日本へ入港しているはずである。

3日は神戸で停泊していて、4日は夜9時に函館に向かう。

時期は明日が端午の節句という時期であるので、046 鯉のぼりが東京港になびいていた。

文部省唱歌「鯉のぼり」

♪いらかの波に白い波 重なる波の中空を

橘かおる朝空に 高く泳ぐや鯉のぼり

♪開ける広きその口に、舟をも呑まん様見えて、

ゆたかに振るまう尾鰭には、物に動ぜぬ姿あり

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夕明かりが灯され、静かに夜のとばりが降りる。

これから夜景が綺麗なことだろう。

わたしは学生時代、日本国憲法と教育基本法をみっちりたたき込まれた。

いや、日本国憲法の理念は素晴らしいものである。わたしはその条文を学生時代暗唱した。

049 わたしはこれをもう改正したいとは思わない。特に九条を改正することは反対である。自衛隊は認めているし、ありがたいと思う。しかし、海外派遣をして戦闘することに参加するのは憲法違反であると思うし、戦争にいい戦争はないと思う。そこは譲れない。

日本人が日本国憲法を改正したら、ほとんどの日本人が宗教もはっきりしない、この漠とした国が背骨をなくすと思う。ただし、わたしは共産主義ではない。

オリンピック誘致がなされている。日本人がこうして平和にいるのは、現憲法のお陰である。

5月3日憲法記念日。5月5日子どもの日。5月4日緑の日。

大人はもういつ死んでもいいが、選挙権もない今の子どもの将来に若い人を中近東などの戦場へ送り出すことは無責任である。自分たちが味わった平和の恩恵を噛みしめるべきであると思う。

そんなことを思いながら、東京港を後にしました。

 



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