【ミヤギノハギ・宮城野萩】マメ科ハギ属
夏に咲く萩があることを、ご存知ですか?
goro’s 花 Diaryでは毎年のように紹介しておりますので、以前からの読者の方たちは承知していますよね。
夏に咲く萩だから別名「ナツハギ・夏萩」=「ミヤギノハギ・宮城野萩」だと早計に決め付けるのは間違いだということを、昨年学習いたしました。
今年も夏の萩が咲き出していますよ。
美しく枝垂れる枝や、細めの葉先が尖っているのが、ミヤギノハギを同定するときのポイントです。
ミヤギノハギは、すべてがこの時期に開花するとは限りません。
固体によっては、初秋の頃咲き出すものもあります。
それと、この時期咲いているもののなかには、夏本番になると花は消えてしまい、秋になって再び開花するものもあるんですよね。
それぞれ、どんなDNAを持っているんでしょうね。
青山墓地での出会いでしたのでね、
墓石が入らないようなアングルをと思ったら、
こんな写真しか撮れませんでした。
【ケハギ・毛萩】マメ科ハギ属
こちらが夏萩=宮城野萩では無いことを気付かせてくれたケハギです。
なんとも風流な、「サミダレハギ・五月雨萩」との別名があります。
梅雨時に咲き始めることから命名されました。
ただ昨年の記事にいただいたnoodlesさんのコメントで、「チョウセンハギ・朝鮮萩」という名前の、ケハギと同じように初夏に咲き始める萩があることを教えていただきました。
調べてみると、よく似ているんですよね。
両者の違いがどこにあるのか、おじさんの実力では判別不能です。
紹介している萩は、萩としては大型で、2m近い樹高があります。
ネットで調べてもチョウセンハギの情報は少なく、樹高などについての記述は見つけられませんでしたのでね、昨年ケハギだと同定したときの決め手になった第一園芸のHPの記事に基づき、今回もケハギということで紹介しておきます。
初夏に咲く萩があると判ってはいても、紫陽花とのツーショットには違和感を憶えてしまいます。
風景のなかで、しっくりこないんですよ。
こういう先入観は、早く卒業しないといけませんね。
白花の萩も咲いていましたよ。
この時期に白い萩を見るのは、初めてですよ。
驚きました。
「シラハギ・白萩」にもいろいろあるようですが、株全体の風情を見る限りでは、こちらはミヤギノハギから改良された園芸種だと思います。
今年は変な時期に剪定したため、花が少なくもう終わりに近いです。
ケハギは初めてです。
花が短いみたいですね。
シロハギはうちもありますが、秋に咲きます。
この時期のシロハギも素敵ですね。
でもやっぱり萩の花は、秋が似合いますね!
どうしても違和感をぬぐい去ることができません。
萩は秋に咲いて欲しい… この思いは、ひょっとしたら
本格的な夏が来る前からもう秋を感じさせられ、秋の次には
冬が来ることを嫌だと思う、私の恐れにも似た気持ちの
せいかもしれません。
花自体は綺麗ですし、いつ咲こうが彼らに罪はありませんが。
萩と思わず、マメ科の花!と思えばいいのかな。
春と秋に咲くミヤギノハギをお持ちなんですね。
マイフィールドのミヤギノハギは秋咲きのものが多いのですが、同じミヤギノハギでも花時期に違いがあるのは、何故なんでしょうね。
こちらもそろそろ終りです。
こちらは多分ケハギだと思うんですけどね。
花序が短くて花が詰まってて、葉っぱが丸く、枝ぶりがしっかりした木なんです。
この時期のシロハギには驚きです。
ハギのなかでは、最後に開花するのがシラハギだと思っていましたのでね。
空気感もあるんだと思ってますが、夏の終わりを感じ始めるようになった頃に咲くハギの花が、いちばんしっくりきます。
★ポージィさん
この時期から咲くハギの花への違和感は、ぬぐえませんか。
私はなんとか受け入れるようになってきてはいましたが、さすがにアジサイとのツーショットを見たときは、いただけませんでした。
ちぐはぐな風景に見えました。
早く咲く萩に対してポージィさんが感じる考察、なんとなくは判りますね。
私も冬に対しては同じような思いを持っておりますので。
どんなに暑くて厳しくても、決して夏の悪口を言わないようにしているのは、そのせいです。
日々の愚痴は言いますけどね(笑)。
>萩と思わず、マメ科の花!と思えばいいのかな。
ハハハ…
早くから咲く萩があるんだと、それでいいんじゃありませんか。
額紫陽花とのツーショットを見ると、チョウセンハギっぽいです。とにかく小さくて密集していた記憶があります。
シラハギも咲いていたんですね!
これは驚きです。
そちらでも萩の花たちを見かけるようになってきてますか。
こちらでは、ミヤギノハギはほぼ終わりました。
ケハギともそっくりなんですよ。
チョウセンハギの情報が少ないので、なんとも言えません。
この時期のシラハギは、私も始めてです。
ミヤギノハギの園芸種だと睨んでおりますけどね。