この蔓の花を見た途端、ピンときました。
あちこちのブログなどで見て、出会ってみたいと思っていた、あの果実の花に違いないって、確信しました。
3~4ミリの黄白色の地味な花ですけど、見逃しませんよ。
強欲おじさんのアンテナは、今年はさえているんですよね。
紹介いたしましょう。
【アオツヅラフジ・青葛藤】ツヅラフジ科
アオツヅラフジは落葉の蔓植物です。
蔓植物はその特性をフル稼働し、傍若無人に蔓を伸ばし、回りにあるすべてのものに絡み、少しでも広い陣地を確保しようとするものたちがほとんどです。
夏繁茂する蔓植物たちの旺盛さに、辟易したというかた、多いんじゃありませんか?
アオツヅラフジは、そんな様子は見られません。
控え目といいますか、程をわきまえているといいますか、あまり長く蔓を伸ばすことは無いようです。
出会った蔓は、側のススキやコセンダングサに絡まっていました。
花と出会ったのは9月1日、以来実が熟れる日を待ち望んでおりました。
順次見ていただきますね。
9/1
アオツヅラフジは雌雄異株です。
ボケ写真だし、花の開花状態もイマイチですが、こちらは多分雌花だと思います。
雄花は確認出来ませんでした。
9/27
10/20
待ち望んだ果実とは、この青い実だったのです。
表面に白い粉をふき、まるでブドウのようです。
1粒の大きさは6~7ミリといったところでしょうか。
「赤い実同盟」に参加し、日々採取活動にいそしんでるおじさんですが、この青い実の魅力には抗えませんね。
本物のアオツヅラフジの青い実は、想像してたより、数段魅惑的でした。
食べられるって聞いてたので、一粒賞味してみましたが、ほとんど甘みはなく、かすかに苦味があり、美味しいとはいえません。
お薦めいたしません。
11/8
アオツヅラフジ・青葛藤とは、青い葛藤という意味です。
植物名にアオがつく場合、色を表す場合と、常緑か落葉かを意味することがあるんだそうです。
アオツヅラフジは、落葉の蔓植物ですから、色を意味する「アオ」がつけられたことになります。
この「アオ」は、果実が青いからではなく、若い蔓が緑色(日本語のアオには、ミドリという意味がありますよね)だからだそうです。
ツヅラフジ科には数種類のお仲間います。
ずばりツヅラフジという、同じ蔓性の植物があります。
ツヅラフジ・葛藤とは、葛を編む蔓性の植物という意味になるんでしょうか。
この場合のフジは、大きく蔓性植物という意味で使われているんだと思います。
「フジ・藤」が、蔓性植物を代表しているのかな?
(このあたり、推測だらけです)
実際、ツヅラフジやアオツヅラフジの細い蔓を使って、籠を編んだんだそうですよ。
「茎がアオ(緑)く、ツヅラを編む蔓性(フジ)植物」というのが、名前の由来ということになります。
カミエビとの別名があります。
カミエビ・神海老とは、神さまのエビヅル・海老蔓という意味ですが、この説明は止めておきましょう。
アオツヅラフジの説明だけでも複雑なのに、その上エビヅルのことをいいだしたら、訳わかんなくなっちゃいそうです。
そうそう、アオツヅラフジといえば、こちらも結構ブログで紹介されている人気者ですよ。
種子なんですけどね。4~5ミリでしょうか。
何かに似た形だと思いませんか?
そうなんです、アンモナイトに似ているって、そういわれています。
確かにそう見えますよね。
出会うことなんて叶わないと諦めていたのですが、先日、この
濃いブルーの実をひと房だけ見かけました。
多分たぶんアオツヅラフジだと思うんですけど、高い場所で
近づけなかったのが残念。
葉の様子も分かりませんでしたし。来年に期待しようと思ってます。
ひと房だけでは期待しすぎは禁物ですが~
種は、ほ~んと!アンモナイトそっくりですね。
実一つにつき一粒入っているのでしょうか?
花も小さそうですね~!
この実は、ジャムとかにしても駄目そうなんですか?
美味そうに見えるけど・・・
可愛いですよね。
私もポージィさんと同じだったんですよ。
他所さまのブログで拝見してて、このお方との出会いは到底無理だろうなって、早々に諦めておりました。
フィールドを拡大しない限り、出会うことはないと思っておりましたら、なんと昨年はなかったと思われる場所で、バッタリでした。
ポージィさんも、一房だけとはいえ、アオツヅラフジの青い実を見かけたんですね。
蔓は刈り取られても、根は残っておりますからね、来年に期待持てますね~~
アンモナイトそっくりでしょう?
実物より、写真のほうがそう見えます(笑)。
そうなんです、実1個にアンモナイト1個です。
だから食べるところは、ほとんど表面の青い皮の部分です。
不味いのでお薦めしませんが(笑)。
★noodlesさん
検索画像で見ると、小さな可愛い花ですよ。
ジャムですか?無理でしょう。
ほとんど食べるところありませんから。
果実酒だといけるでしょうが、なんせ量がありませんのでね。
諦めました。