♪山には山の 憂いあり
海には海の 悲しみや
まして心の 花園に
咲きしあざみの 花ならば
あざみの歌 横井 弘 作詞
大人っぽい歌だなって、子供の私は思いました。
「憂い」という感情など、知るべくもなかった頃の話です。
以来野山でアザミの花を見るたびに、憂いを重ねる少年でした。
全身を覆う鋭い棘にさえ、愛おしさを憶えてます。
東京でもアザミの花を見ることが出来ますよ。
ただ、ヤツラはね・・・
実はね・・・
鬼なんです~~~
「アメリカオニアザミ・亜米利加鬼薊」キク科
きちんと整備されていない駐車場などで、見かけることが出来ます。
アメリカとは名乗っていますが、ヨーロッパが原産の帰化植物です。
1株が大きくなるんですよ。
この株はそんなでもなかったんだけど、丈も高く、1メートルは平気で越えますからね。
現在では日本各地で見られるようですが、殊に北海道ではやっかいものになっているようですよ。
花だけみるといかにもアザミですが、憎っくきは棘です。
アザミに棘は付きもの(棘のない品種もあります)だとわかってはいても、この全身に纏った棘は過剰です。
何をそこまで守ってるのって、憎たらしくなるほどです。
(ここだけの話、私は好きなんです~~)
北海道の牧場では、牛も近寄れませんからね、勢力拡大し、迷惑至極らしいですよ。
駆除作業の記事が、たくさんありました。
この株はほとんど花の時期が終わってましたね。
左のものは、まさに種子を撒き散らしている最中です。
子孫を残すのは生物の使命でしょうが、風に乗って飛んで行ったものたち、どんな末路をたどることでしょうか。
逞しく生きていくんだろうな。(ガンバレよ~~)
もの凄く背丈の高いアメリカオニアザミに出会いました。
ブロック塀の内側がどうなっているのかはわかりませんでしたが、道路からは有に2メートル越え、オーバーに言うと、3メートルはありました~~
こちらの鬼は可愛いヤツです。
「オニユリ・鬼百合」ユリ科
私が育った宇和島では、山野に自生しているのは、このオニユリだけでしたね。
ユリといえば、オニユリのことでした。
コオニユリという花があることを、今年初めて知りました。
花はオニユリとそっくりなんですが、どこが違うのかというとですね・・・
今回紹介したかったのは、そのことだったんです。
わかりますか?
黒く小さな豆粒状のものが、葉の付け根にくっ付いているでしょう?
はてさて、このものの正体は、一体何なんでしょうか?
答はね、「ムカゴ・珠芽・零余子」です。
茎にムカゴが育つのがオニユリ、ないのがコオニユリだそうですよ。
エッ?ムカゴって、あのムカゴご飯なんかにする、あれですか?
フフフ・・・
仰ってるのは、このムカゴのことですね。
こちらが、秋になると出回ってくるムカゴです。
これは、ヤマイモのムカゴです。
ムカゴとは、ヤマイモに付くもののことだけを指す言葉じゃありません。
ヤマイモだけの専売特許じゃないってことです。
私がこれまで知ってたのは、サトイモ科の植物やオニユリにはムカゴがあるということくらいでしたが、今回調べてみたら、スイレン、イラクサ、カクトラノオ等々、山野草を加えるといろいろなものにムカゴが付くことがわかりました。
じゃそもそもムカゴとは何ぞや?ってことですよね。
分り易い説明がどこかにないかなと調べてみました。
「栄養分を蓄えて太った芽で、落ちて新しい個体が生まれる。」
この説明が一番理解しやすかったかな。
そう思ってもう一度オニユリのムカゴを見てください。
何となく、球根のような、種のような、そう見えませんか?
これを地面に植えると、新しいオニユリの株が出来るってことになりますね。
エッ?
このオニユリのムカゴも、ヤマイモのムカゴのように食べられるのか?ですか。
ユリネ・百合根は食べるだろう?ですか。
わっかりませ~~ん
どこにもそんな記事出てませんでした。
有害植物じゃないからね、食べても死なないでしょうが、海から山から、何でも食べる日本人が食べる文化にしていないということは、よっぽど不味いんじゃないのかな。
勇気あるチャレンジャーよ、出でよ!
言わずと知れたホオズキです。
ほおずき・・・ホオズキ・・・鬼灯・・・
ね、こちらも「鬼」に繋がってるでしょう~~~
蒸かして食べた事があります。それがやまいも
と知ったのは成人になってからです(笑
ほうずきは姉がよく周りを揉んで中の種を上手に
取って「ぎゅっぎゅっ」って鳴らしてましたね
教えてもらって挑戦するのですが全然出来なくて
いつも泣いてました(笑
ついでに、オシロイバナも朝撮れました!
でも、これはゴローさんに先越されるかな(笑)。
私なんか、そこらあたりにいっぱいあったムカゴが、食べられるんだと知ったのは、東京に来てかなり経ってからです。
あんな小っこいもの食べるの面倒臭いやって、そう思いましたものね(笑)。
そうそう、ホウズキの種取りには苦労しましたね。
木綿針を使ってやったんだけど、最後の最後で口が破けて、ヒステリー起こして泣いてました(笑)。
やっぱり上手く鳴らせなくて、ヒステリー起こして泣いてました(大笑)。
noodlesさん
撮影成功、おめでとうございま~~す!
達成感あるでしょう?
オシロイバナのアップは、もうしばらく先になりそうです。
noodlesさん、お先にどうぞ~~