小花好き人間にとっては、タデ科の花への思い入れはひとしおです。
どこで出会っても愛しさが募って、ついついデレデレしてしまいます。
待望のママコノシリヌグイに出会えたことは、おじさんにとっては今年のエポックです。
とはいいつつ、強欲花ハンターでもあるのですよ、おじさんは。
欲望には、限界がありません。
次なるターゲットは・・・
【シロバナサクラタデ・白花桜蓼】タデ科
そうなんです、タデ科の花のなかでも美人の誉れ高い、サクラタデに出会ってみたいと、切に願っていたのです。
マイカーでプラプラしていたら、そこそこの広さの真新しい公園を見つけましたのでね、自転車を停めて、園内を散策してみました。
そこで嬉しい出会いが待っていたということです。
サクラタデには2つ種類あります。
「サクラタデ」と「シロバナサクラタデ」です。
タデ科のなかでは大柄で、1メートルを超える高さがあり、花も4~5ミリと大きめです。
そのひとつ、シロサクラタデとの初めての出会いです。
夏の終わり、8月26日のことでした。
すぐにでも紹介すればよかったのですが、ちょっとね、躊躇っちゃったのです。
開花状況がイマイチだったものだから・・・
ご覧の通り、咲いてはいたんですよ。
ただね、この姿を見せて、タデ科一の美人さんですよって言ってもね、素直に頷けないでしょう?
美人どころか、可愛いとも言えないよな。
パッチリと開花していないんですよね。
誰もが賞賛する美しい花を、見たいじゃありませんか。
しばし待つしかありませんね。
それからが波乱万丈。
気軽に伺える場所じゃないので、休日の予定の都合もあり、訪れる機会がなかなかなくってね。
キンモクセイの香りが街中に溢れていた頃、チャンス到来、公園に向いました。
ところがです・・・ 件の公園には、辿り着けませんでした。
目星をつけていたエリアから、公園は忽然と消えていたのでありました。パパンパン!
新しい都市伝説の誕生!!
な訳ないよね。
公園名も憶えていなかったので、誰かに尋ねることも出来なくて、急坂の街をウロウログルグル、マイカーでただただ上り下りを繰り返す、徒労の積み重ね。
都市の迷宮に迷い込んでしまったおじさん、進路を変えても何度も同じ場所に出てしまい、肝腎の公園には辿り着けず、虚しく帰ってまいりました。
どうして地図で確認しなかったのかという、初歩的な後悔を胸にね。
もちろんすぐに地図を開きました。
辿り着けなかった理由も納得です。
その公園は、いわゆる幹線道路に面していなくて、通りから少し奥に入った場所にあったのです。
その後、多摩川行などもありましたので、伺うことが出来なかったのです。
ようやっと都合がついたのが10月28日、出会いから2ヶ月も経ってしまいました。
今回は迷うことなく公園を訪れることは出来ましたが、サクラタデについては、期待しておりませんでした。
案の定ほとんどの株は枯れてしまっておりましたが、健気に待っててくれたものを、紹介いたしましょう。
この姿だと、花序が枝分かれしているという、シロバナサクラタデの特徴が伝わりませんね。
わかって見ると、かすかに分枝が見られるんですけどね。
そこそこ美人さんだなって雰囲気、伝わりますかね?
雌雄異株なんですが、こちらは雌花でしょうか?雌蕊が飛び出してますよね。
8月に出会ったものが、雄花のようです。
サクラタデに似ているが、花色が白なのでシロバナサクラタデ・白花桜蓼と命名されたんだそうです・・・
が・・・
【サクラタデ・桜蓼】タデ科
なんとすぐ側で、サクラタデとの出会いも果たしました。
はっきり断っておきます。
タデ科一の美人さんとは言われておりますが、おじさんが出会ったサクラタデたち、白もピンクもあまり状態のいいものではありません。
本来の姿は、こんなものじゃないはずです。そう信じたい。
この場所に辿り着くのが、遅かったせいです。
すべて、おじさんのせいです。
名前の由来は、この花色が桜色だからでしょうね。
形がサクラに似ているからとの記述もあったんだけど、それはね、いただけません。
そうそう、追加説明しておきますね。
今回紹介したサクラタデとシロバナサクラタデは、単にサクラタデの白花バージョンがシロサクラタデってことではなくて、別品種だということですよ。
サクラタデには白花もあってと、面倒臭い話があったりもしますが、ここでは考えないことにします。
マイ花マップに登録しましたのでね、来年に期待することにいたしましょう。
憧れです。1mほどもの高さになるのですか。花も大きめなんですね。
やっぱり会ったこと無いな。
ラビリンスに入り込まれてあっちへこっちへお疲れさまでした。
でもなんだか、必要があって迷い込まれたかのようですね。
だって、2ヵ月後の再会では前回より美人さんに、しかもサクラタデにも
お会いになれたんですから。
そうそう、多摩川でお会いになったオオイヌタデも可愛かったですね。
気持ちよかったです。
私はこれから芝居を観に東京へ行きます。
まるで姫が言わんとしている言葉のようで^^
別に待ってはいませんよね~?
はっ 失礼しました・・・。
この花たちはブログでイヤというほど今年は見て来ました。
でも実際にはまだ見たことありません。
喉元過ぎればで探してもいないんですけど、また今日そんな自分を思い出してしまいました。汗;)
待っててくれて良かったですね!
人と違って花は裏切りませんね。笑)
思いが通じたってことかしらね~♪
おめでとうございます。
僕の環境では、桃色のサクラタデが貴重です。
現に今年は逢ってないし。
サクラタデたちには、お会いになっていらっしゃいませんか。
私は昨年、遠目では出会っていたんです。
ただ近寄れない環境でしたのでね、いつか間近でと思っていたら、叶いました。
ママコさんより早くに会っていたので、今年の収穫だと喜んでいましたが、その後のママコとの出会いもあって、少々気が緩んだ節もあるかもです(笑)。
ラビリンスを彷徨ったことは過去にもありますが、今回は坂の街でしたので、疲れました。
私自身は満足しておりませんが、結果的にはそこそこの美人さんに出会えたことには感謝してます。
サクラタデとの出会いも果たせましたしね~
オオイヌタデの開花シーン、なかなか見られませんのでね。
こちらも嬉しかったですよ。
★J子さん
おお、初コメントありがとう~~
涼しげな風が伝わりましたか?
厚化粧の美しさは、もともと苦手なんだよね。
なんの芝居を観たのかな?
記事にしてくださいな。
★池田姫さん
タイトルに反応なさいましたか?
よかった、一生懸命考えて(笑)。
いつでも待ってますよ~~
あれ、そうでしたか? まだご覧になっておりませんでしたか。
花たちとの出会いは、偶然に頼るしかありませんね。
探してす見つかるの程度の花だったら、感動も薄くなるような、そんな気がしませんか?
健気に待っててくれました。それだけで感謝です。
花は裏切りません。裏切られたと思うのは、人間が怠惰だからです(笑)。
★noodlesさん
タデ科マニアさんの要望に、少しづつ応えていかなくちゃね(笑)。
近々にまた登場予定です。
湿気を好む植物ですのでね、なかなかお目にかかれる環境は少ないですね。
私の場合、出会えたことだけで、かなり満足です。