死んだら談志2024

水仙花死んだら談志完成す
回文俳句&吾郎関連の諸事雑事
copyright 2024 by goro iguchi

回文は行く その百十七

2006年03月31日 00時12分12秒 | Weblog

神の塚僅差で三鬼勝つのみか

神戸にはしばらく帰ってない。
じいちゃんばあちゃんは亡くなってるので、
それほど帰る理由がない、というのもある。
小学校の5年生だから11年くらいか、住んでたのは。
繁華街へ遊びに出る歳でも、活動エリアも違ったから
パブリック・イメージとしてのKOBEには縁遠い。
ただ、どこか自分の根っこの部分の意識はある。
どうにも東京ではない。
どこがと、具体的に言われても困るのだが、
回文を嬉々として作る‥‥なんてやっかいなとこもそうみたいだ。
(って、全然わからんな。ほんまやっかいなやっちゃ)


変態痰へ
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回文は行く その百十六

2006年03月30日 00時49分42秒 | Weblog

島酒胸に春歯に眠気覚まし

公園で弁当を喰うのは面白い。
猫は飯をねだる。
鳩はそのおこぼれを啄む。
OL3人組は途切れることなくしゃべる。
サラリーマンは煙草の煙を吹き上げる(禁煙だぜ)。
ひとりぼっちのOLは壁に向かっておにぎりを喰う。
バイク便の兄ちゃんが大声でケータイの彼女と和む。
ニート丸出しのAボーイが砂場に座る。
乳母車を押す母親が弁当を3個広げる。
カメラマン気取りのおばはんが桜を見上げて固まる。
置きっぱなしになった週刊誌を誰かが尻の下に敷く。
幼稚園の先生は子供相手にテレビの教師気取りだ。
そして絵に描いたような喜び方をする子供たちが騒ぐ。
ホカ弁を下げたスーツ姿が太陽を求めて移動する。
桜が満開だ。
花曇りの空、
風が冷たくなってきた。
ふと気がつくと、乳母車の親子だけ。
弁当はきれいに包まれている。
あれほど賑やかだった公園が、
ただの砂地に戻った。
時計は午後一時を廻ったところ。


横のあの子よ
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回文は行く その百十五

2006年03月29日 06時16分29秒 | Weblog

嘘見透かされよれよれさかすみ草

おもしろいもので、
昔から「あ、あの人と会いそうだ」と思うと、
決まってその後ふっと出会う。
これが「会いたい」では会えない。
邪念が邪魔をするというのか。
お告げなのか、予知なのか。
ようくわからないが、
いろんなことは
いろいろうまくできている。
いや、おもしろいもんで。



西瓜高いス
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回文は行く その百十四

2006年03月28日 00時52分16秒 | Weblog

滔々と見透かす霞とうとうと

数年前の花見の頃。
冷たい雨のそぼ降る谷中の墓地。
数人の男が一本の傘に身を寄せていた。
年の頃は五十がらみ。
少し色あせたジャンパーの背中が丸く列ぶ。
そう、男たちは顔を寄せ合うように、
全員が内側に向かってひっそりと立っていた。
雨は桜の花びらを叩く。
雨は男たちの傘を叩く。
やがて、その秘密結社の輪が少し崩れる。
ひとりが右手を隣の男に差し出す。
ワンカップ大関。
受け取った男は一口飲む。
ふうとため息をつく。
その息は白い。
雨が手を濡らす。
傘が少し傾き、
ゆっくりと輪が元に戻る。
集会は続く。



金蹴り元気

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回文は行く その百十三

2006年03月27日 00時49分09秒 | Weblog

喪に付け毛のどか帝の下血にも

近隣の温泉(銭湯)が素敵だ。
三階建ての屋上露天二段構え風呂を始め
ミストサウナ、電気風呂(これは未入浴)、超音波風呂などなど
東京湾岸エリア独特の黒湯がかけ流し状態で400円。
これはクセになる。
今日なんか花曇りの空から薄ら射す日差しを浴びて
貸し切り露天ですぜ。



僅差で三鬼
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回文は行く その百十二

2006年03月26日 02時06分50秒 | Weblog

君なのか菜の花は野中の並木

花見には部隊鍋
これはけっこうハマる。
おすすめしてもよいかと。



いたぶる部隊
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回文は行く その百十一

2006年03月25日 00時23分12秒 | Weblog

文系さ花見の皆は債権部

京都の禍々しさがよろしい。
もちろん帝都にもおどろおどろしい闇はあるが。
なんてったてキャリアが違う。
町も残ってるしね。
近々に尋ねてみたいものである。



暗いぞイラク

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回文は行く その百十

2006年03月24日 01時02分20秒 | Weblog

土埋けしミサに兄寂し啓蟄

なにやらちょいと中途半端な季節。
始まるのか始まんねぇのか、はっきりしろぃ!ってとこか。
ま、列車なんてものも、最初の車輪のひと回りに
一番エネルギーを使う。
あとは成り行きしだいで転がっていく。
人車の車夫が言っておりました。とか。


↓おすもう
陰金禁忌
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回文は行く その百九

2006年03月23日 01時43分22秒 | Weblog

白髪の十六夜余罪のみ軽し

また雨だ。
いいかげんに安定してくれ。

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回文は行く その百八

2006年03月22日 00時06分08秒 | Weblog

蕗の薹遠く聞く弟の寄付

ふへぇ~~、もう煩悩の数だけいきましたか。
そう書きながら結構納得している。
回文って煩悩の塊みたいなものですから。
それでなくても短い言葉遊び。
半分ですからね自由がきくの。
しかし日本語のスゴイところは、
表意文字の漢字と、表音文字のひらがなが共存してるとこ。
同じ響きの音列でも、切れが違うと意味が千変万化する。
え~~っとなんだったけ、あ、そうだ、
「くいづわり」
いったいここからいくつの光景が想像できるか。
いやはや「ニホンゴオソロシアル」ね。


火山銀座か
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回文は行く その百七

2006年03月21日 02時32分07秒 | Weblog

蕗の薹とかく急く勝とうとの棋譜

「リトル・ホンダ」の実物を初めて見た。
歌では知ってはいたものの、こういうブツだとは。
60年代をありがたがるわけではないが、
隙のある楽しさを実感。
いろいろありゃあいいってもんじゃぁない。
なるほどなるほど。



金婚根気
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回文は行く その百六

2006年03月20日 07時27分55秒 | Weblog

浮くを締め小鯛飯蛸メシを喰う

頭で考えるより、身体の記憶。
なんてよく言ったもので、結構指が覚えてるものなのね。
いや、おもしろい。



桑の芽の涌く
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回文は行く その百五

2006年03月19日 06時52分53秒 | Weblog

観光後春荒れあるは合コンか

久々のバンド練習。
楽器の重さについていけるかどうか。
心配ではあるが、
ま、楽しくもあり。
いろいろ試したいこともあるし。
乞う、ご期待。
って、誰が?



桜気楽さ
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回文は行く その百四

2006年03月18日 09時14分59秒 | Weblog

白藤や後も気持ちのヤジ降らし

裏道のおもしろさは前にも書いた。
今回は珍しく写真関連テキスト。
なんも言いません。
すごいぞ渋谷区。
すてるな渋谷区。

↓押すのも愛

占い習う
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回文は行く その百三

2006年03月17日 00時00分56秒 | Weblog

いらないよ初鮒打つはよい習い

また寒くなった。で、明後日は暖かいらしい。
で、翌日は雨。
いいかげんになだらかな日々にならんもんか。
桜も咲く時期に困るだろう。
愛でられてなんぼのもんである
‥‥‥とは大きなお世話か。



価値無きナチか
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