回文は行く その三千三百八十九

下萌えか酔うと座頭よ替え持たし

回文は行く その三千三百八十八

床の絵は果物も抱く蝿の子と

回文は行く その三千三百八十七

理恵噛みししかめて粧し凍み返り

回文は行く その三千三百八十六

よい眺め変化余寒へ目がないよ

回文は行く その三千三百八十五

運試し飲んだ奇談の締め暖雨

回文は行く その三千三百八十四

既に疲れある春荒れカツ煮です

回文は行く その三千三百八十三

妙子に立ち入る春一谷超えた

回文は行く その三千三百八十二

春日も六分目豆袋も昼は

回文は行く その三千三百八十一

山独活や花袋泣いたか宿馬屋

回文は行く その三千三百八十

伽軽くヨガる春が夜来る鍵と

回文は行く その三千三百七十九

示唆有るは慰安恋愛春浅し

回文は行く その三千三百七十八

二月や仕え耐えかつ奴癌に

回文は行く その三千三百七十七

白魚に高い買い方匂うらし

回文は行く その三千三百七十六

手に足るは鍬も思惑春田にて

回文は行く その三千三百七十五

今朝の火事みたいな痛み自家の酒