回文は行く その四千三百六十七

上野毛はうそ寒誘うハゲのみか

回文は行く その四千三百六十六

神前か野萩間際の完全死

回文は行く その四千三百六十五

れもんハイまた空け頭違反洩れ

回文は行く その四千三百六十四

悔やまんさ難民みんな秋刀魚焼く

回文は行く その四千三百六十三

空手家は気合い濃い秋墓寺か

回文は行く その四千三百六十二

寒ブリや上手く匿う槍文化

回文は行く その四千三百六十一

調べなよ目元ひと揉め夜なべらし

回文は行く その四千三百六十

懸巣の子身なり狐狸並みこのスケか

回文は行く その四千三百五十九

神の誓い悟るとサイカチの実か

回文は行く その四千三百五十八

をとこめし出前声まで絞めことを

回文は行く その四千三百五十七

この句画か新月幻視科学の子

回文は行く その四千三百五十六

年俸も冷まじ魔差すもうポンね

回文は行く その四千三百五十五

階段も酢橘持ち出す問題か

回文は行く その四千三百五十四

水霜よ寡黙挽くモカ夜も沈み

回文は行く その四千三百五十三

胡桃剥く毛穴皆開け汲むミルク