芯尖る寒さ嵩む猿が頓死
魑魅の舞う緯線寒星馬の道
先程参加させて戴いた(飲み喰いまくった)句会でのインスタント作。
インスタントは悪い言葉じゃない。
勢い一本槍、怒濤の電車道という類。
好んでいただいた方々、many many thanxであります。
人気預金に
狐の回文千部以下の値付き
平和熊目覚めさめざめまぐわいへ
今日は特別な日。
そのわりに特に変わることのない、
相変わらずのフザケた句だが、
ま、実に「らしい句」たちではある。
こうして、この先も淡々とやっていきたいものだ。
貰ったi-Podに曲をぶち込んで聴きながらの記入。
現在「20th Century Boy」をボランががなってる。
shingo thanx
人気砂金に
とうとうほのぼのほのぼのほうとうと
高嶺の新雪待つ戦士の寝方
「ほうとう」はもちろん甲府あたりのぶっといウドン状の麺?のこと。
放蕩の方が意味はおもしろいけど、季節感がなくなるので、こちらに。
全部ひらがなってのは詠みにくいけど、独特のくねくね感が合ってるようだ。
そういえば昔、ほうとうを一気に6玉くらい鍋に入れてヒドいめにあったことがある。
ゲル状というか、軟体動物のように物体Xと化したどろどろの固まりが蓋を押しのけ溢れ出て来た。
たしか、責任払いで、ひとりで喰った記憶が・・。
冷めてくるとますますこの世のものとは思えなかった。
放蕩息子時代の話である。
人気路金に
美しい火事見も短いし苦痛
寒月にんげん人間に告げんか
回文を作る(なんかヤナ言い方だ)行為はあまり素敵なことではない。
そうだな、クロスワードパズルをやってる人みたい。
だから人前ではやらない。
そう、それがいい。
人気無菌に
白鳥の首肘響く祝詞らし
末日こそ白々焦らし底冷えす
朝、少し暖かくなってきた‥‥と思ったら、やはり夜の寒さはひとしおで。
掲句はともに昨晩作ったものをリメイク。
五七五の定型なので、そのあたりは簡単にすげ替えられる。
もちろん出来合いのパーツの斡旋であるわけはなく、
出会いを求めての右往左往。
ま、わりと好きなとこに落ち着いた。
にしても、さっき「できあい」を変換したら
「溺愛」が出て来たのにはちょっとびびった。
そんな言葉使ったことないぜ。
人気募金に
春寒や部屋なら納屋へ病む猿は
慚首待つ春さめざめ猿は爪弾く
春寒の共に湯にもと呑む猿は
猿三句。
探せばもっと出てきそう。
「はるさ~さるは」というブツは毎年お世話になっているみたいだな。
以前、「亀」の登場回数の多さを書いたが、
実は「熊」も多い事が判明。
それにしても、なんと少ない語彙よのぁ。
情けない。
人気糸菌に
寒鮒死に水泉に支那文化
死に顔の白髪木枯らしの尾が西
躄魚北風敵追う理財
雪はやみましたが、寒いのでひっそり籠ってます。
寒い季語ばっかり、あたりまえか。
いろいろ作っていかないことには次に進めないので
しばしおつきあいください。
明けない夜はない‥‥はず。
人気ト金に
炊煙か沖のピノキオ寒泳す
罪仕向け雫をくずし毛虫満つ
無理からは何も生まれないが、
無理をした歪みが何かを生むことがある。
そんな句たち。
先程終わった句会で出した句もアリ。
即吟の回文ということを除けば
あまりおもしろくないかもね。
人気募金に
一月や占い習う奴が地位
冴ゆるこの儚き仲は残る湯さ
上は一番安直な形の回文。~月や‥‥はヤツが~になる故、
これまでに三句は作ってる。
下は儚きが「はかなきなかは」と都合のいいパーツになるタイプ。
これをベースに如何にステージを上げていくのかが回文の妙味。
つーことで、まだまだ緩い。
ま、ここではこういったブツも載っけとこうかな。後で一斉に粛正するかも。
人気布巾に
留守に軋むタワシ綿虫気にする
遠くから唐梅裏から掻く音
返り咲き女苦難置き去り絵か
寒い東京。
ちょっとした言葉遊び。
ふだんあまり使わない単語を使ってみました。
さて、上記の句の中のどの言葉でしょう?
人気スキンに
聞きしに勝るホモ掘る様に子規忌
今日もまた燗でオデンかタマも老け
モカの香に昨日問う軒にかの鴨
道しるべ黒い懐炉焼べる七味
旧作の見直し。
ホモとタマは常連。他2名は初出。
何故今まで出さなかったかが十分にうかがえる。
(んじゃあ、出すなよ)
ま、それも修行。
精進。精進。
人気夜勤に
胃がチキンカツ嗚呼熱燗気違い
盲なら潤目舐める占い師め
いやはや、カルトな回文です。俳句じゃないですね、もう。
その日その時の気分が、本人の知らんとこで出るという
恐ろしいblogになってます。
日記でもないしなぁ~~
こんなん載っけていいんかしらん。
ま、いっか。
人気チキンに