回文は行く その二千五百四

マジ切れが花壇踏んだか瓦礫島

回文は行く その二千五百三

機械化で消えた北駅デカい柿

回文は行く その二千五百二

背に腹と黍まで間引き虎は偽

回文は行く その二千五百一

森が滋味求め嫁と紅葉狩りも

回文は行く その二千五百

白菊と並ぶつぶらな特技らし

回文は行く その二千四百九十九

滋味貰う仲良き夜かな裏紅葉

回文は行く その二千四百九十八

各位に弥勒座す石榴見に行くか

回文は行く その二千四百九十七

飼い馴らし百舌鳥消え傷も知らないか

回文は行く その二千四百九十六

余所行きな句なら螻蛄鳴く無き磯よ

回文は行く その二千四百九十五

蝗ほか官吏不倫か過保護な胃

回文は行く その二千四百九十四

秋の背泳蹴り経営はノキア

回文は行く その二千四百九十三

雛とゴミ撮りしお尻と見事な日

回文は行く その二千四百九十二

嫁待たないかん眼科医鉈豆よ

回文は行く その二千四百九十一

飯場の日カメラ暗めか火の番は

回文は行く その二千四百九十

撓る日に凝るなら鳴子ニヒルな死