糸蘭は棘抜け脱げと半裸問い
久々に登戸に行った。
小田急線と南武線が交差する、まぁターミナル駅。
駅前開発で両駅の間には空中通路が出来、便利にはなったが、
駅の周辺整備というか、古い町並みとの折り合いやらなにやらが
まったくそっちのけという感じで、
昼飯を喰う店を探すのに一苦労するという有様。
ラーメン屋、中華レストラン、イタ飯屋、チェーン店系のパスタ喫茶
それくらいの中から選べっちゅうのは、いやはやである。
ポリ箱がぽつんと所在なげにターミナル風駅前に建っているが
これもいかにも唐突。
実際は古い商店街もあるのだが、そこと一線を画したような
グランドデザインが、ほんとにチープでなさけない。
なんのための地域開発か。
住む人、暮らす人のことはほとんど考えてないな。
単に通勤乗り換え客のために便宜を計ったとしか思えん。
まったくもって親指下向きである。
乗り換え仮の
駅前撒き餌
燃え咲きて白百合揺らし敵さえも
初めて聴いた「フィンランド語」は明確な発音もあってか、
単語として耳に入りやすい言葉だった。
ただ割と長い。単語が長いのだ。
外来語(例えばコンピュータといった言葉)でも、自国語で別の言い方で表現する。
日本のようにカタカナで安直に受け入れるということではないようだ。
近隣のスウェーデンやノルウェイとも違って、どちらかというとアジア流れのウラル,アルタイ語系とのこと。
そういった話を直接ネイティブの人から聴くのは楽しい。
ちなみに、オランダに行った人が「愛してる」はなんて言えばいいのか? と現地コーディネイターに尋ねたら、
「オランダ語はきちんと腹式呼吸ができないと話せないから教えられない」と断られたそうだ。
江戸時代の平戸の人はよほど腹が座ってたのだろうか。
期待に痛き
だいたい怠惰
今朝方快便甚平肩が裂け
少し下の方にある「じゃばら」の写真。
実は神保町某所に設置されている「超」旧式エレベーターのもの。
狭い細い曲がった階段を上って、中二階とおぼしき中途半端な足場から乗るのだが、
まずは赤い鉄製扉をおもむろに引くと、そこにこの蛇腹が現れる。
でもって凹みに指をかけこれをエイ!と思い切って引く。
中に身体を滑り込ませると同時に蛇腹と扉が自動的に(というか一方的に)閉まり始める。
乗る人のことなんざち~~~とも考えてない武骨そのもののブツ。
さて無事籠の中に入るのだが、目的地は5階なのにそこには別事務所の名前が書いてある。
行き先は4階の表記。む~と2秒ばかり考えたが、つまりこのエレベーターの場合2階スタートなので4階は実質5階である‥‥‥‥ということらしいと納得。
黒い押しボタンを強めに押すと、ここ十数年味わったことのない不規則な上昇感が。
ゆるゆると籠は吊られて上っているらしい。
お約束のキュ~ゴトンのショックで目的階に停止。
もちろん蛇腹、扉ともに自動的に開くはずもなく無言のままだ。
意を決して大きな取っ手をゴトリ、重い扉をグぃっと開け、
これまた中途半端な踊り場(0.5平米)に降り立つ。
事務所で待っていてくれた編集長(女子大生)に、
「すごいエレベーターですね」と言うと。
「扉開きました?」
「はい、けっこう重かったですけどなんとか」
「開いたんですか、よかったぁ。時々開かなくなるんですよね。あれ」
と笑顔で仰る。
シンドラー社製エレベーターを上回る恐怖かもしれない。それは。
電報ポンで
ともかくカモと