回文は行く その千三百六十一

君の茸狩り尻がこの木の幹

回文は行く その千三百六十

似合いな鶏頭酔うといけない兄

回文は行く その千三百五十九

妖婆神の伴万年青の実かばうよ

回文は行く その千三百五十八

良き通貨人格感じ買う月夜

回文は行く その千三百五十七

生娘他界する西瓜試す向き

回文は行く その千三百五十六

剥ければ秋の色猪木暴れけむ

回文は行く その千三百五十五

背脂な二郎喰う路地列ぶ汗


pix 実は　暖々

回文は行く その千三百五十四

秋野にてヒリと悟り日手にノキア

回文は行く その千三百五十三

菊俳画床の間のこと外泊記

下記ともども
pix by makura

回文は行く その千三百五十二

渋柿は見まいと旨味覇気が武士

回文は行く その千三百五十一

カラカラな素麺め嘘なら空か

回文は行く その千三百五十

みせしめや違憲関係止めし蝉

回文は行く その千三百四十九

最低な咳しお仕着せ内定さ

回文は行く その千三百四十八

いかりやは裸馬鹿だは流行かい

回文は行く その千三百四十七

蔭間にて枯れ蚊別れか手に髷か