回文は行く その三千六百六十五

見積もりよ金貨は寒気よりも罪

回文は行く その三千六百六十四

寒月喪服か赤福持つ原価

回文は行く その三千六百六十三

寛大な神楽揺らぐか内談か

回文は行く その三千六百六十二

寒天は縄跳びと罠反転か

回文は行く その三千六百六十一

小春日さ私大這い出し錆びる箱

回文は行く その三千六百六十

狩座か誰が焦がれたカラクリか

回文は行く その三千六百五十九

すき間義務陛下世界へ麦蒔す

回文は行く その三千六百五十八

尻からげぴんから寒肥ゲラ借りし

回文は行く その三千六百五十七

ストーブ他用いる位置もタブーとす

回文は行く その三千六百五十六

一文字や彗星制す野次も問ひ

回文は行く その三千六百五十五

よせ右翼勇魚見なさい供養せよ

回文は行く その三千六百五十四

寒ブリや電化区間で槍文化

回文は行く その三千六百五十三

人生は北風堅き敗戦時

回文は行く その三千六百五十二

絵にロマン人種信心マロニエ

回文は行く その三千六百五十一

医師も幸祈り酉の市さもしい