回文は行く その三千七百八十七

通勤の春は来はるは呑気鬱

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回文は行く その三千七百八十六

痛み止めきつさ浅葱目処みたい

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回文は行く その三千七百八十五

舌ヒネた疎い正統種浸し

回文は行く その三千七百八十四

手揉み待つ飲みな花見のツマミ持て

回文は行く その三千七百八十三

開花日の訂正急いて延び開花

回文は行く その三千七百八十二

手で盛るよ菜飯惜しめな夜も出て

pic by hiromasa

回文は行く その三千七百八十一

鏡獅子舞う音牡馬シジミ画家

回文は行く その三千七百八十

李下笑う後の命の裏分かり

回文は行く その三千七百七十九

鴨汁は美味しと終う春霜か

回文は行く その三千七百七十八

深い夜やたまにがに股弥生寡婦

回文は行く その三千七百七十七

蕗味噌よ美味しと仕舞うよそ見寄附

回文は行く その三千七百七十六

水取の会得よく問え祝詞済み　

回文は行く その三千七百七十五

悲しいよ春が尖るはよい品か

回文は行く その三千七百七十四

川の字に春夜寝よるは二児の和か

回文は行く その三千七百七十三

彼岸西風帰還縁欠き死人が碑