回文は行く その二千百九十五

牡蛎や鱚鴨に雲丹もかすき焼きか

回文は行く その二千百九十四

年内さ委託楽隊災難ね

回文は行く その二千百九十三

蓮池や飛び越え小人夜警すは

回文は行く その二千百九十二

熊撃ちのコツ受け撃つ子後上手く

回文は行く その二千百九十一

湯布院は野天メンテの範囲冬

回文は行く その二千百九十

裏技あり炭団ドタリあざ笑う

回文は行く その二千百八十九

水仙花死んだら談志完成す

立川雲黒斎家元勝手居士（たてかわうんこくさいいえもとかってこじ）
　　　合掌

回文は行く その二千百八十八

素手にも臆すまいマスク重荷です

回文は行く その二千百八十七

時価という闇の頼みや疎い火事

回文は行く その二千百八十六

鴨肉の炊き出しだ北の国もか

回文は行く その二千百八十五

使命舞うリイチ討ち入り美味い飯

回文は行く その二千百八十四

参道来なよ憂う夜泣きうどんさ

回文は行く その二千百八十三

糸瓜は花瓶挿す賛美歌は街へ

回文は行く その二千百八十二

素うどんで是か非問ひ風邪伝道す

回文は行く その二千百八十一

添うのかな飲んでおでんの中の嘘