9月6日(水)
きょうのしんぶん赤旗4面に、辺野古新基地
建設に伴う設計変更不承認をめぐる訴訟で、
県の敗訴が確定した事をうけて、沖縄県のデニ
ー知事が発表したコメントが載った。
デニー知事は、最高裁判所の上告不受理
決定は、国の機関の行政不服審査法による
私人同様の権利救済を追認した不当なもの
で、「本日の判決は、本来、公有水面埋め
立て法の承認要件充足性を判断すべきとこ
ろ、採決の効力を優先させることで判断を
回避したもので、関与取り消し訴訟の異議
を無にするもの」。さらに「主務大臣による
採決のみでは地方公共団体に特定の処分を命
ずることができないという行政不服審査法の
規定を超える義務を地方公共団体に課すもの」
とし、「憲法が定める地方自治の本旨をもな
いがしろにしかねないもので、深く憂慮せざ
るを得ないこと」と記述。
最後に「県としましては、判決内容を踏ま
え、今後の対応について検討してまいります
」 9月4日 と結んでいます。
私は数年前、自然豊かな辺野古にも行き、
沖縄戦の苦悩を学び、沖縄の人達の永久に続
く基地のおしつけに反対する声も聴きました。
沖縄県民の民意は翁長知事からデニー知事
へと受け継がれ、基地のない平和な沖縄をつ
くりたいと願っていることはよくわかります。
そのうえ、辺野古新基地の地盤は軟弱だとい
う事がわかり、県が最高裁判所に訴えたのに、
最高裁は、その事の科学的な証明さえ行わず
国の指示は「適法」だと断じたことは許され
ないことだと思います。
今、ロシアとウクライナの戦争がおき、中
国や北朝鮮のきな臭い動きなど、まさに新し
い戦前という状況が、現実化してきました。
いま世間での「土台が変わってきている」
との声が気になります。この際、戦争する国
へ、一気に憲法9条の土台が崩されようとして
いるのではないかとさえ思います。
今こそ、主権者は私。これを身をもっていえ
る日本共産党を大きくしなければとあらためて
決意しています。
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