「お元気ですか」岡野恵美です

岡野恵美の日常の活動や生活を紹介します。

内橋克人さんのNHK百年インタビューを見て

2012年04月06日 | 日記

4月6日(金)

 今日は、休日。職場の責任者が、私の好きな経済評論家・内橋克人さんの

NHK100年インタビューの録画を貸してくれたので、見た。

 彼の生い立ちから、今に至るまでの、日本社会の問題点をご自分の生き方と

重ねあわせて語る1時間半もの長い番組だった。

 内橋さんは、幼い頃に母親を亡くし、慕っていたおばさんも、空襲で亡くしたこと。

おばさんは、たまたま内橋さんが虫垂炎で入院中に、内橋さんの自宅の防空壕で、

内橋さんがいつも座っていたところに座っていて、まるで身代わりになったように亡

くなられたことを、涙をこらえながら語った。また、神戸の実家が阪神大震災で被災

したこと、そして昨年の東日本大震災・原発事故がおきたこと。「震災で社会がかか

えている基本的問題がふきだしてくる。人権、生存権、きちんと守ろうとしているか

否か、さらけ出される」と述べた。神戸の現状は、復興のシンボルは幽霊ビルに。

神戸空港も採算がとれない。そして東北もショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)

にねらわれていると、巨大マネー、とりわけ外資がねらっていると話した。

 彼の経済学は怒りの経済学。市場主語から人間主語に。生業や人々の営みこそ

大切で、そして誰かがやらなければならないと語って、マネー資本主義を痛烈に批判

した。アメリカの支配による平和を批判した。原発安全神話とそれを許す風土から克服

できるかどうかためされている、として日本が今変わらなければならないと、戦前から

日本人が持つ、頂点同調主義や熱狂的な等質化現象の間違いと克服を訴えた。

 私は、日本共産党の姿と重ねて、彼の主張を聞いていた。日本共産党綱領の中

に克服する道があると思った。

 また、彼のいう、新基幹産業として、Food(食料自給)、Enargy(再生可能エネル

ギー自給)、Care(介護の社会化)のFEC自給圏の考え方に同感した。

 最後に内橋さんが、涙をこらえながら語った、「戦前と戦後は違うと思いこんでいる。

頂点にお上のいる頂点同調主義は変わっていない。(今のままだと)100年後も

変わらない。リスクはきびしい。再び私たちが見舞われたような悲劇を。紙くずのよう

にすてられていく社会を変えなければならない。一人一人が考え、自立する日本人

になってほしい。人の意見に自分をあわせている日本人から抜け出してほしい。」

の言葉は重いと思った。

 日本共産党を多数派にしなければならないと思った。

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東海ブロック候補者会議に参... | トップ | 佐藤岑夫さん笠井貴美子さん... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事