7月7日(火)
きょう、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟がまとめた2つの
冊子を、三重県議会図書室に寄贈。私も同行しました。
戦後70年。戦争法案阻止の闘いの最中です。再び暗い時代に
させてはいけないとの思いをあらたにしています。
治安維持法犠牲者国会賠償要求同盟は1968年に200人の
犠牲者によって創立。
三重県本部は、2009年8月31日に「社会運動と治安維持法
三重・抵抗の群像」を発行。2015年3月31日に「治安維持法
等弾圧略史と犠牲者名簿 三重・抵抗の群像(第2集)」を発行し、
図書館等に寄贈しています。
私は、特に冊子にある大澤茂さんについて印象深く読みました。
大澤さんは、労働農民党三重県連常任書記、無産青年同盟員。
1928年10月27日昭和天皇の「大礼」後、伊勢神宮に即位報
告をすることによる警備で松阪署に予備検束・逮捕され、宇治山
田警察署、津署とたらいまわしされ、11月14日津署の地下留置場
で亡くなったとのことです。
死因に疑問をもち遺体を解剖した結果、「…脳の一角に黒点が
あった。……驚いたことに胃にも腸にも食い物らしいものは一物も
なかった」とのこと。虐殺だった。享年23歳。
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