9月30日(土)
県議会一般質問3日目。4人が質問。
私が印象に残ったのは、前野議員(自民党)の農業経営
の厳しさの訴え。1haから2haの農家への聞き取りによる
調査で、10アール(一反)あたりの農業収入は3万855
円と試算した一覧表をみせてくれた。汗水たらして頑張っ
ても一反あたり3万円少しにしかならない現状。
農家は、皆が協力して水路の清掃や畔の草刈りをして
地域の農業を支えているのが現状。これでは後継者が
育たないのは当たり前。よくわかる。
次に示したのは、農林水産省の農業統計調査。この場合
1反あたり526キロの収穫量で1ha~2ha規模の農家の
収入は21,808円の赤字。ただし15ha以上まとまれば15834円
の黒字となっている。要するに農地をまとめればやっていける
という事を意味している。そのほか、減反分を小麦や大豆など
の転作作物をつくって、収入を確保することなどを述べておら
れた。
しかし問題はだれが農地を集約し、地域経済を守るために
頑張るかということだ。農地の集約はできるかという事もある。
もうけ本位の企業がおいしいところに参入して、地域をずたずた
にしてしまっては困る。
私は、農業に従事する人が意欲を持てるようにするためには、
やはり行政がその役割をしっかり果たさない限り、未来はないと
思う。政府は、いろいろなプランを出してくるが、決して表面的
なプランにまどわされてはいけないと思う。ましてやTPP導入では
、農家が意欲を減退させてしまう。
いまこそ大切なのは、外圧に負けず、三重県の農民や消費者の心
をしっかりととらえる三重県農政をつくることだと思う。
稲作、俵できは、まずありえませんから
仮に8俵できとした場合、(8×60k)480kgです
銘柄にもよりますが一俵13,000円とした場合
104,000円位の収入になると思います
耕作面積が1ha(学校の運動場位ですね)の場合
一反104,000ですから10倍で約100万円の収入
経費を差し引いた所得は(自家消費米が含まれます)
300,000円位でしょう
運動場位の面積の稲作でたった30万に所得なのです
一反にすると30,000円位の収入ではなく所得ですね
松阪や鈴鹿のように大きな田んぼはまだいいですね
しかし、集約で解決するものではないのです
低所得、嫁不足、耕作放棄 高齢化、
行政の見せかけてこ入れ・・・ 国の官僚は・・・
この問題は書き出したらきりがありません
この辺で止めます