「お元気ですか」岡野恵美です

岡野恵美の日常の活動や生活を紹介します。

県議会一般質問3日目。農業経営の厳しさの訴え。

2016年10月01日 | 日記

9月30日(土)

 県議会一般質問3日目。4人が質問。

 私が印象に残ったのは、前野議員(自民党)の農業経営

の厳しさの訴え。1haから2haの農家への聞き取りによる

調査で、10アール(一反)あたりの農業収入は3万855

円と試算した一覧表をみせてくれた。汗水たらして頑張っ

ても一反あたり3万円少しにしかならない現状。

 農家は、皆が協力して水路の清掃や畔の草刈りをして

地域の農業を支えているのが現状。これでは後継者が

育たないのは当たり前。よくわかる。

 次に示したのは、農林水産省の農業統計調査。この場合

1反あたり526キロの収穫量で1ha~2ha規模の農家の

収入は21,808円の赤字。ただし15ha以上まとまれば15834円

の黒字となっている。要するに農地をまとめればやっていける

という事を意味している。そのほか、減反分を小麦や大豆など

の転作作物をつくって、収入を確保することなどを述べておら

れた。

 しかし問題はだれが農地を集約し、地域経済を守るために

頑張るかということだ。農地の集約はできるかという事もある。

もうけ本位の企業がおいしいところに参入して、地域をずたずた

にしてしまっては困る。

 私は、農業に従事する人が意欲を持てるようにするためには、

やはり行政がその役割をしっかり果たさない限り、未来はないと

思う。政府は、いろいろなプランを出してくるが、決して表面的

なプランにまどわされてはいけないと思う。ましてやTPP導入では

、農家が意欲を減退させてしまう。

 いまこそ大切なのは、外圧に負けず、三重県の農民や消費者の心

をしっかりととらえる三重県農政をつくることだと思う。

 


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2 コメント

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Unknown (熊野人)
2016-10-01 07:40:42
水稲に関してだと思いますが
稲作、俵できは、まずありえませんから
仮に8俵できとした場合、(8×60k)480kgです
銘柄にもよりますが一俵13,000円とした場合
104,000円位の収入になると思います

耕作面積が1ha(学校の運動場位ですね)の場合
一反104,000ですから10倍で約100万円の収入
経費を差し引いた所得は(自家消費米が含まれます)
300,000円位でしょう
運動場位の面積の稲作でたった30万に所得なのです
一反にすると30,000円位の収入ではなく所得ですね

松阪や鈴鹿のように大きな田んぼはまだいいですね
しかし、集約で解決するものではないのです
低所得、嫁不足、耕作放棄 高齢化、
行政の見せかけてこ入れ・・・ 国の官僚は・・・
この問題は書き出したらきりがありません
この辺で止めます 
返信する
コメントについて (岡野)
2016-10-01 21:27:55
ありがとうございます。
返信する

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