8月28日(水)
8月23日の中日新聞の「平和をつなぐ」戦争体験者
がみる憲法のシリーズ6に、岡村初博元市長が登場した。
今から30年前、私が旧津市議当時の市長である。シベ
リアに抑留されたとは聞いていた。いま90歳になられる
という。どこか人間的な温かみのある市長で、私に「保
健婦さんの訪問に自動車を買って大丈夫だろうか」と真顔
で聞いてきたので、「何をいっているのですか」とつっぱね
た記憶がある。当時は、女性ドライバーは少なかった時代
だった。
この記事によれば
改憲に関しては「ばかげたことをいうな」と一蹴する。
「誰も好きこのんで戦争をやっていたわけじゃない。
でも、自分の殻に閉じこもって世界をみようとせず、
富国強兵の流れの中で戦争を始めてしまった」。戦争と
シベリア抑留を経験し、不戦を誓った憲法9条の尊さを身
をもって知っている。
憲法はそう簡単には変わらないと思っているが、改憲の
時流が強まり、改憲の理念がねじ曲げられることを恐れ
ている。
「国のリーダーは慎重に物事を考えるべきだ。」周囲の
意見に耳を傾けてほしい。」
まったくその通りだと思う。