ガソリンの価格が高騰していることもあり、
少しでもガソリン代を減らそうと、「エコタイヤ」が好調な売れ行きという。
エコタイヤは履くだけで燃費が良くなる。
燃費の良いタイヤは、転がり抵抗が小さいタイヤをいう。
タイヤはころころと転がるときに、接地面のゴムが押さえつけられて変形したあと、
戻るときにエネルギーを消耗する。
これがヒステリシスロスという「転がり抵抗」の元になる。
エコタイヤはゴムにシリカなどを混ぜることによって、
ウェットグリップを確保しつつ転がり抵抗を減らしているという。
このエコタイヤで攻勢をかけているのが住友ゴム工業だ。
住友ゴム工業の、ダンロップのエコタイヤ「ENASAVEシリーズは
2010年1月から開始されたタイヤラベリング制度の「低燃費タイヤ」に
全サイズが適合しているという。
このENASAVEシリーズは2010年の販売目標は350万本。
国内のタイヤシェア50%弱を握るブリヂストンの
低燃費タイヤの販売目標は300万本。
技術革新があると今までのシェアが大きく変わることがある。
変化の先頭を走る会社と変化に鈍感な会社。
今後の動向を注目したい。