任天堂ゲーム機Wiiが脳卒中のリハビリに役立つという調査結果が発表された。
カナダのトロントにある聖ミカエル病院のGustavo Saposnik博士は、
Wiiが脳卒中のリハビリに役立つのではないかと考えて、
20名の脳卒中患者を対象に調査を行ったという。
20名はランダムに2つのグループに分けられ、
片方はカードゲームとジェンカによる伝統的な治療を行い、
もう片方はWiiのテニスゲームとクッキングママを使った。
2ヵ月後に腕の運動機能を測定したところ、
Wiiで遊んだグループは伝統的な治療法を受けたグループよりも
30%高い成績を修めた。
以前からWiiをリハビリを使う病院はあった。
リハビリというと患者にとって辛く退屈なイメージがあるが、
Wiiを使ったプログラムであれば楽しみながら機能回復訓練に取り組める。
Wiiを作ったときには、こんな使い方は考えなかっただろう。
意外なところに新たな販路がある。