ドラックストア業界の再編が加速している。
東京を拠点とするセイジョーと関西が地盤のセガミメディクスを翼下にもつ、
ココカラファインホールディングスは、
関西と東海地方に店舗網を持つアランドハーツ・ホールディングスを
10月1日付けで吸収合併する。
両社の売上高を合算すると約2700億円で、
マツモトキヨシホールディングスに次ぐ業界2番手のスギホールディングスに
ほぼ肩を並べるという。
イオンは筆頭株主となっている有力ドラッグストア、CFSコーポレーションへの
出資比率を33%から51%に引き上げ、連結子会社にする。
ドラッグストアとは、健康と美容に関する医薬品や日用品をセルフサービスで、
短時間に買えるようにした小売業態。
小売・流通業界では「DS」や「DgS」とも呼ばれる。
処方箋による調剤を受け付ける店舗もあるが、処方箋を取り扱う店舗は、
「薬局」の名称を使用しなければならないとういう。
昨年の6月の改正薬事法施行で、
大衆薬の販売規制が緩和されたことで、
再編機運が一気に高まったという。
私の事務所の近くでも「シーズ」、「セイジョー」とドラックストアがあったが、
3月に「クリエイト」がオープンした。
これからドラックストアの競争は激しさを増していく。
医薬品の販売単価が下がり、
「食品や日用雑貨を安売りしてお客さんを集め、医薬品で稼ぐ」
ドラッグビジネスのモデルは変わっていくようだ。