オーストラリアなどの研究グループは、人間は甘い、酸っぱいなどと同様、
脂肪という「味覚」を持ち、これが肥満にも関係している可能性があるとの、
研究成果を発表した。
脂肪が多く含まれている、チョコレートや洋菓子等を好む人は多い。
研究によると脂肪酸を舌で認識できるかテストしたところ、
程度の差はあるが被験者全員が味を認識できたという。
次に、被験者に脂肪分に対する感覚の鋭敏性を検査したところ、
脂肪を感じ取る能力が体重と関係していることが判明。
感覚が鋭敏な人は、鈍感な人よりも脂肪分の摂取量が少ないことば分かった。
この研究者は、人間は脂肪接種が十分と感じれば、
「食べるのをやめるメカニズム」が働くと推定。
つまり、太る人は脂肪摂取の感覚が鈍感だから、
過度に食べてしまい太ることになる。
太らないためには、頭で必要な脂肪分を意識して食べることが重要のようだ。