居酒屋チェーン最大手のモンテローザは4月から、
漁港に水揚げされた鮮魚を卸売り市場から直接買い付けるという。
モンテローザは居楽屋「白木屋」、居楽屋「笑笑」、のみくい処「魚民」、
個室空間「千年の宴」、海鮮楽屋「福福屋」、隠れ家ごはん「月の宴」など
32業態、約1700店舗を運営している。
今回、モンテローザは東京都中央卸売市場での買参権を取得した。
仲卸業者を通さず、社員が市場でのセリを通して仕入れをする。
市場で買い付けた鮮魚は、関東圏の約300店に配送。
直接仕入れによってコストを大幅に減るとみられる。
配送も早くなるため品質も向上する。
他の居酒屋チェーンでも近年、買参権の取得に動いているという。
居酒屋のデフレ化で販売単価が下がってきている。
利益を出すためには原価引き下げが必要だ。
「いい物を安く仕入れる」
商売の鉄則だ。