おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

中国は、令和=「平和がゼロ」で、NYタイムスは「order and peace(命令と平和)」

2019年04月05日 | Weblog

午前6時の気温は零度。

曇り空で、きょうは曇り時々、雨か雪だそうな。

日中の気温はプラス9度ですが、明日は明け方まで雪で、吹雪くところもあるそうな。

春に向かって少し前進しておるようですが、足踏みしてる感じもあるような…

一足飛びに春とはいかない北国でした。

さて、

年号「令和」を巡って、あれこれやが起きておる。

まずはなんといっても海外の反応だ。

ニッポン国民はこぞって寿いでおるけど、海外ではなんだかメンドイことに。

まずは米国ニューヨークタイムズだ。

令和を「order and peace(命令と平和)」と伝えて、外務省は大慌てだそうな。

「令和」を説明するとき、アナウンサーだって、同じ名前の人だって、「命令の令に、平和の和です」と説明した。

政府は、しっかり「令月」だのなんだのと、英語でも、その他外国語でもしっかり説明しないと拙かった。

ダイヤモンドオンラインにノンフィクションライターの窪田順生(くぼた・まさき)記事が載っておってこれがまことにごもっともなのだ。

ようするに危機管理の専門家からみると「令和は突っ込みどころ満載」なのだ。

「中国人には”平和がゼロ”に聞こえる。縁起が悪すぎる」そうだ。

令は中国語では「零」ってことらしい。

東京大学史料編纂所の本郷和人教授も羽鳥モーニングショーで、「令和以外のほかの案で、何の問題もない」はずなのに、なんであえて突っ込まれるようなものを選んだのか、と言ってました。

ニセコを二世古と書きますが、中国ではこれを「二世が古い」と解釈する。

一世が一番いいのに「二世」で、「しかも古い」から、二世古はどもこもならんというのだ。

一方「富良野」です。

こっちは「富が良い野原」ってことで、おカネ大好き中国人にとっては文句なしの地名だ。

富良野が何であんなに中国人に人気なのか、その理由がよくわかる。

そんなことで、お隣りニセコ町は先年、中国語表記では「二世古」から「新雪谷」と書いてニセコと読むことに変更した。

危機管理とは、まさにこれなのだ。

ニセコ町、お見事です。

新雪谷の文字が認知されているかどうかは別にして、トットとマイナスイメージの払しょくに動いたのだ。

窪田さんは、令和で発覚した日本政府の危機管理についてこう語っておる。

「それは一言で言うと、『想像力の欠如』である」

そう、想像力が働いていないのだ。

命令の令だとか、零の令だとか、安倍さん大嫌いなおぢだけでなく、海外にまで変な反応されることを、まったく想像していないから、こんなことになる。

「order and peace」では、ただでもタカ派の安倍政権ですから「高圧的なイメージ」に受け取るのは当たり前だ。

ようはなんで6つの案から一番ケチをつけられそうなのを選んだのかって問題だ。

窪田さんは「左翼や安倍ガーはなんでも批判をする、というが、『万和』や『英弘』であれば、少なくとも今のような方向性の言いがかりはなかったはずだ」はごもっともなのだ!!

「誰か政府の中に『令和』はあれこれ突かれますよ!」とアドバイスする人がいなかったのかってこと。

ちゃんと目上の人の過失を指摘して注意する、諌言ができる、賢い人が政権周辺にいないってこと。

トップ周辺には、上の顔色ばかり見ている「ヒラメ議員にヒラメ役人」ばっかってことになる。

ここに気が付かない安倍政権、相当ヤバいのだと思うおぢでした。

 


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