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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

圧勝の背景とは

2005年09月12日 | Weblog

小泉あんちゃんには神がついているという人がいた。
さて、どんな神か?
「じっくり霊視したところ、なんと東条英機についていた神と同じ神であった。」
「この上なく邪悪な神であるが、人の心を惑わせる神通力は天下一品の神である。戦後60年のこの期に及んで、東条英機の神がまた現れるとは、、、」
…と嘆いておった。
バカバカしいけど、当たらずとも遠からずだ。

今回の選挙の争点は「改革」で、恐らく国民の半数は「改革」の中身を分からずにその語感に惹かれて投票しちゃったとの指摘がある。

コラムニストの勝谷誠彦は9月9日付のブログでこう語っておる。
「今回の選挙を一点強調による白紙委任の『悪質リフォーム詐欺選挙』と称した私の論が数字でも裏付けられたわけである。催眠術にかかっている人々が投票行動に移る直前に正気に返り自分の中のこのバランスを咀嚼することを願うほかはない。もうひとつは都市部における20代30代と40代50代の意識の乖離だ。今回の自民党に吹いている「風」は前者の「恐るべき子どもたち」による。「投票にいこーぜ」ではなくて最初から「小泉いいじゃん」と投票所に行くらしい。年収100万以下の連中が安定身分の公務員を切るという小泉さんへの共感とエセエリート臭紛々の松下政経塾上がりの民主党若手候補への反感から動いているのだ。ニートも引きこもりもその巣から出て投票に行くのだろう。税金も年金も払っていない非納税者が有権者としてこの国の運命を決める。」

元週刊文春の記者ゆえ、各マスコミの記者と知己があるゆえの発言だ。
なるほど、ニートと引きこもりが、この国の運命を決めてしまった第44回衆院選ということだね。
アホくさ!!


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6 コメント

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苦渋の投票 (hs 157)
2005-09-13 18:42:08
小泉劇場は自民党の圧倒的な勝利で幕を降ろした。

特に東京の26選挙区は与党25勝・野党1勝、まさに歴史的な勝負であった。

その民主党の菅さんも今回は激レースだった思う。



 小生、今まで自民党には投票した事が全く無かったが、「郵政民営化」に反対とか煮え切らない後出しじゃんけんの民主党には「清き一票」を入れる気にはサラサラならなかった。



で、おぢさん聞いてよ、小生の愚痴。

棄権か白票か、はたまた小泉自民党にか。迷いに迷って、結局は民営化推進の一票を投じた。財政再建のために改革を進め、日本の将来に夢を託して。

 小生のような人が多かったので、自民党の首都東京の大勝利につながったと思う。

岡田民主党にはもう期待できなくなったよ。



追伸)北海道では大地のムネオさんが当選。予算獲得・利権誘導型で前世紀の化石のような人なのに…。かつて道民は革新的だったのに、すっかりどっぷり保守的になった感がするけど。
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Unknown (おぢ)
2005-09-13 21:03:41
hs 157さん、こんばんわ。



>「郵政民営化」に反対とか煮え切らない後出しじゃんけんの民主党には「清き一票」を入れる気にはサラサラならなかった。



まぁ、そんなことなんでしょうね。

小泉あんちゃんが、郵政以外に何が出来るのか、「お手なみ拝見」でしょう。

でも具体的なビジョンがまるでない。

こうするとこうなります、というのが一言もない。



国鉄民営化を断行した中曽根さんとは根本的に違うと思います。



民主党は郵政民営化に反対したわけではありません。あの20点の法案に反対したんだね。

そんなことさえも有権者に伝わってない。

ここに問題がありましたね。



>岡田民主党にはもう期待できなくなったよ。



そうですね。

民主党がどう変わるかも見ものでしょう。

保守的な人も安心できるという意味では小沢さんしかいませんね。



とにかく「政権交代がニッポンを救う」と思っています。



>財政再建のために改革を進め、日本の将来に夢を託して。



国債発行額30兆円枠を守れなかったのに「この程度の約束を守らないことは、大したことではない」 って言った人です。

財政再建などまるで考えていません。

将来への夢など託すのは無謀です。



今週号の週刊ポストには、「自民党はマニフェストさえ、官僚に作らせた」とあります。

その政党に官僚政治の打破など、とてもとても…

「改革という名のある種の変更」が関の山でしょう。



さらに、小泉あんちゃんがずるいのは、女性が嫌がることは全部先送りにしていることです。

消費税値上げ、牛肉輸入再開問題がその筆頭です。



緊急課題は、全部、次の総理がかぶることになります。

酷いと思うけどなぁ…



>道民は革新的だったのに、すっかりどっぷり保守的になった感がするけど。



ムネオと小泉はある意味でよく似ています。

涙のある、なし、ぐらいでパワーとやる気の見せ方はそっくりです。



はっきりしているのは、ご指摘のとおりムネオのオールドファッションな政治手法がもう通じないということ。



彼を支持した人はどんな人たちなのかねぇ、あれはわかりません。

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なるほど (hs 157)
2005-09-14 19:37:39
いやぁ、愚痴を聞いてくれて おぢさんありがとう。



小泉さんの「先送り」的なアクションは今まで多々見られたね!

熱しやすく冷めやすい。小生の性格と似ているかも…。

消費税値上げは所得税値上げと交換条件で来そうな予感もする。



また、おぢさん いろいろ教えてね。
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Unknown (おぢ)
2005-09-15 11:54:55
hs 157さんこんにちは。



>北海道では大地のムネオさんが当選。予算獲得・利権誘導型で前世紀の化石のような人なのに…。



UFJ総研の中谷巌さんは下記のように述べています。



「国会議員が地元利益誘導に奔走するのは、地方分権が不十分だからだ。中略…地方のことは地方に任せるようになれば、このようなことは起こらなくなる。」



地方分権を徹底すれば利益誘導型の政治家はいなくなるということなんでしょうね。



ただ、「中央集権」は官僚にとっての「肝」です。これがあるから地方の首長も中央官僚にペコペコするわけでさ。

この既得権を官僚が手放すとは思えません。

はたして小泉あんちゃんがこれを打ち破れるかどうか、見ものです。



>消費税値上げは所得税値上げと交換条件で来そうな予感もする。



「所得税をゼロにして、全て消費税」にするのがおぢは公平でよいと思います。



ただし重要な前提条件として、米、野菜、肉など食料品と家賃、水道、電気などライフラインにかかわるものは無税。



これなら弱者に優しく、一方ヤーさんがベンツ買っても100%補足できます。

これで20%の消費税でもおぢはOKだね。
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Unknown (頑固親父)
2005-09-15 15:03:02
>彼を支持した人はどんな人たちなのかねぇ、あれはわかりません。



私、熟慮の末比例区に「大地」と書きましたケド駄目ですか?



我が小選挙区は今までどっちが勝っても負けた方が惜敗率とか言って復活当選する仕組みで要するに二人とも受かる仕組みになってます。

従って選挙期間中も殆ど選挙カーも見かけず「お願いしま~~す!」の声も聞こえなかった。



テナ訳で、どうせドッチミチ二人が受かるなら両陣営からもお願いもされている事なので毎度の事ながら二人の名前をキチンと並べて書いていますケド駄目ですか?



自民党の圧勝が見込めたので北海道の為には”ムネオ“さんが必要かと!

少なくとも4000名のマチの町長よりはマシかと、こんな男を比例の第一位に搭載してるからこんな選挙結果にナルンデナイベカ?



4000名の町長が国に出て行って何が出来るんダベカ?



だったらウチの町内会(所帯数6000年間予算3600万円)の町会長だって権利があると思うケド駄目ですか?

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Unknown (おぢ)
2005-09-15 21:43:17
頑固親父様、こんばんわ。



>4000名の町長が国に出て行って何が出来るんダベカ?



札幌も含めて地方の自治体は事実上の倒産状態。

ニセコ町など小さな町は、中央の官僚に「合併しろ!!さもないと地方交付税を減らす」と脅されるなど、散々な目にあってます。



こうした地方の実情をよーくわかった逢坂さんでなけりゃ、地域に即した「立法」はできません。



つまり「ここをこう変えないと」「ここをこう変えれば生きていける」、って言う「肝」のところは町長、村長経験者だからこそよくわかる、と思うのですがね。



東京都民の税金を地方に持ってくる時代は終わりです。

金ないしね。



じゃあどうすればいいか、首長経験者は、そこはしっかりわかってると思います。

悔しい思いしてるはずだし。



ずーっと「先生」やってる人には、わかんないことが山ほどあると思うんですがね。

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