おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

11月から駆けつけ警護可能に

2016年10月04日 | Weblog

 

午前6時40分の気温はプラス12度。

雨上がりで、強い風の吹く朝でござる。

深夜から未明にかけて、断続的に強風と叩きつけるような雨で時おり目が覚めましたです。

低気圧の影響で大気が不安定だそうです。

きょうは最高気温も15度止まりだとか。

秋の気配が日々深まるきょうこのごろの羊蹄山麓でござる。

写真は過日の京極町「ふきだし公園」。

羊蹄山のおいしい伏流水が噴き出しておる隣町の豊かな水の公園でござる。

この日も外国人客が大勢来ておりました。

10月1日からは国慶節だそうで、中国、台湾からまたまた大勢来ておるのでしょう。

ご当地周辺の人気観光スポットでござる。

さて、

10月6日号の週刊文春「池上彰のそこからですか!?」が、「自衛隊、『駆けつけ警護』可能に」として次のように書いておる。

「今年11月には青森県の陸上自衛隊第五普通科連隊が(南スーダンに)派遣されます。彼らは従来の部隊とは異なる訓練を受けて、派遣に備えています」

そう、この11月に南スーダンに派遣される青森県の部隊は、集団的自衛権行使を容認する安保関連法が成立したことで、戦闘行動に入るかも知らんというわけだ。

池上さんはこう申しておる。

「自衛隊員が武装勢力を射殺したり、逆に射殺されたりする危険性が飛躍的に増大するということでもあります」

これまでひとりも殺すことなく、ひとりも殺されることもなかったことを誇りにしてきた自衛隊が大きく変わるかもしれない事態が目前に控えておるのです。

池上さんは「それほど深刻な事態が待ち構えているのに、大きなニュースにならない。ここに日本の〝危機〟を感じてしまいます」としておる。

まことにごもっともだ。

先日の国会で、安倍総理は「自衛隊、海保、警察に敬意を表そう」と述べて、自ら拍手しておった。

そこで自民党議員がスタンディングオベーションしたことが批判されたけれど、おぢが気持ち悪かったのは壇上で安倍総理自ら拍手した姿。

なんだか北朝鮮の首領様みたいで、薄気味悪かったですわ。

そして、自衛隊に敬意を表そうという一方、この総理大臣のおかげで自衛隊員は11月からは南スーダンで命のやり取りをする危険な任務に就くことになる。

自衛隊員を死に追いやる危険に向かわせる安倍総理が、隊員に敬意を表するという。

死ぬかもしれんけど頑張れといってるわけだ。

なんだかなぁ、、、

池上さんによると、実は自衛隊が駆けつけ警護できるようにすべきというのは、2012年8月、アメリカのアーミテージ元国務副長官とナイ元国防次官補を中心とする研究グループが提言していたものだそうな。

題して「日米同盟-アジアの安定を繋ぎ止める」だ。

このふたり、知日派「ジャパン・ハンドラー」と呼ばれておる。

報告書には「自衛隊が他国のPKO部隊を防護できるように法的権限の範囲を拡大すべき」

「ホルムズ海峡でも機雷除去のために自衛隊を派遣すべき」など9項目が列挙されておるという。

そして安倍総理の国会での答弁は「この提言を受け入れました」ということだったとわかる、と池上さんは指摘しておる。

そしてこうも申しております。

「日本の政府は、まさにジャパン・ハンドラーに操られている、というわけでしょうか」

ニッポン政府、ジャパン・ハンドラーの手の内で踊っておる。

または、その意向に沿って動いておるってことだ。

そしてさらに「ここ(報告書)には米国と共同で南シナ海における監視活動にあたるべきである」としておるそうだ。

池上さんは「次の自衛隊の任務は、これなのでしょうか」と締めくくっておるけれど、たぶん、これなのでしょう。

池上さんご指摘の通りだとすると、我がニッポン国は果たして独立国なのか?

小泉政権の「郵政民営化」もそうだったけど、アメリカ意向に従って〝属国〟のような政策を続けると、長期政権になるってことだろか?

右翼も左翼も国民の皆さんも、なんでこんな事態に怒らんのかが、おぢにはわかりません。

アメリカの属国に成り下がり、黙って自衛隊員を命の危険に晒させておいて、それでいいのかこの国は。

ニッポンにはニッポン独自の生き方、進み方、あり方があるんでないの? と思うおぢでござる。

アメリカ追随、アメリカべったりで「事実上思考停止のニッポン政治」、情けないと思うけどなぁ…