読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

やかんは薬缶

2007-05-05 14:08:40 | Weblog

お茶は多分、初めは薬として飲まれた為にそれを煎じるのに使われた用具が薬缶と呼ばれたのだろうと以前から思っていた。少し調べて見るとやはり黄河流域に有った漢文化に「仙薬思想」が有り「不老長寿」を求めて各種植物、生き物、鉱物が使われた。この仙薬思想が、揚子江流域の山間地に生育していた茶を飲んでいた民族に広まり漢方薬となり鎌倉期に日本に入ったようだ。5日、中日新聞朝刊の記事にある。緑茶を一日に五杯以上飲むと脳梗塞による死亡リスクが男で42㌫、女で62㌫低下し、脳、心臓など循環器系の疾患による死亡率は緑茶を飲む量が多いほど低下するとある。その疾患による死亡リスクは緑茶五杯以上の男性は一杯未満の人に比べ22㌫、女性は31㌫低下したそうだ。脳血管障害では男が35㌫、女が42㌫低下し、とくに脳梗塞においてリスクが低下したと東北大学の研究機関が発表している。尚、ガンの死亡リスクとは関連性は無く、紅茶やウーロン茶もこれらの疾患による死亡リスクに関連性はなかったとしてる。古代の人は経験から生きる智慧としてお茶が薬である事を体感していたに違いない。


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