読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

卜辞

2008-04-24 14:31:20 | Weblog

古代中国殷周の時代、卜いに獣骨や亀の腹の甲羅を使った。甲橋を切り開き左右に肯定、否定の辞を刻し、その裏に縦に溝を彫り、その横にすり鉢型の穴を彫り、それを火で焼いた。すると縦や横に割れ目の線が出来る。その割れ目により卜いが行われた。その割れ目の形から「卜」と言う文字が出来た。こうした卜いは巫祝長としての一族の王が行い、その卜いの内容が正しいものとして記録され残された。重要なものは赤い染料が塗りこまれたりもし、卜いの神聖さが保持される目的も有った。文字はこうして生まれた。


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